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2008.09.09
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カテゴリ:日々つれづれ
敬老の日、
わたしの祖父に好物のかまぼこを送ったら
さっそくお礼の手紙が届いた。


うちの祖父は、
紙一重な風に頭の良い人だったんだけど、
数年前に脳梗塞を経験してからというもの、
(そして、それと期を近くして祖母を失ってからというもの)
少し頭がボーッとするようになってしまった。


痴呆では決してないんだけど、
脳の病気特有の、ふわふわした感じがある。

「はぁ、知恵があるなぁ」としみじみ思わされる言葉もあるけど、
だいたいは、
持ち前の奇人変人でのんびりした性格が前に出ているようだ。

もともと、ユニークな人なので。

そして祖父は、
わたし達夫婦に、よく手紙をくれる。
今回の文面は以下。


*************************

Kくん、Mちゃん

敬老の日に心のこもった優しいカマボコ改めBig Present、
ほんとにDanke Schon

おじいちゃんは 恥ずかしながら、ちょっと目がうるんぢゃった。
可愛い。キレイだね。
ありがと、アリガト。
酒のつまみに(お2人の姿を浮かべながら)1時間位かけてイタダキマース。
ほんとにありがとう、
嬉しかったー!
2人仲良く、特にKくんは、仕事に100%費やすことに心身を犠牲にするほどには気張らず、ちょっぴり余裕をkeepするよう努めてね。

お2人、お元気で。

おじいちゃんより


*************************


ダンケシェーンだって(笑)!
なんだか、しんみりした。


わたしは、結婚して名字は変えたけれど、
ひと月かふた月に1度は、京都の実家に戻ることにしている。


わたしが帰ると、
毎夕方、祖父が家の表に立って、声をあげている。

つまり、祖母の眠るお墓の方角に向かって、
話しかけている。


「K子(亡くなった祖母の名前)~~
早よ帰ってこいよ~~~
ミオが帰ってきてるよ~~。
みんな元気!
マムシに刺されんように気をつけて、早よ帰っておいでよ~」


その姿を見ると、
家族には見せないようにこらえるけど、涙が出る。


「こんな祖父じゃなかったのに、年が寄ったな」
という気持ちがすこしと、

「本当に純粋に、外聞もなく、愛情が湧き出る生活になっているんだ。
その愛情とは、こういうものなんだ。
人の情はすごいものだ」
という気持ちがたくさん溢れる。


宗教儀式にはどこか懐疑的な思いを持っているけれど、
そもそも
近親や死者を偲ぶ気持ちって、こんな風に純粋なものなんじゃないかなぁと思う。

脳の病気を経験した祖父を見ていると、
すごくそう思う。

特に、
わたしの生まれ育ったような田舎は、
「魂がかえってくる」というのを当たり前に感じる風土。

その中で、
純粋な心に還った祖父が祖母を想う気持ちを我が身に体感すると、
なんともいえず切なくなる。


でも。


そういう切なさに若くから触れることのできたわたしは、
幸せなんだろうと思う。

切ないけど、幸せなのかもしれないなぁ。


大学・結婚と、東京都心に出てきて、
同世代のいろんな言葉に触れた。


 「親の面倒を見るなんて、考えるだけで吐きそうになる」

 「夏休み(お盆)の墓参り?なにそれ?行くわけないし。旅行するし。」


同世代として、
それも真実だと思う。

わたしも、そう思っているかもしれない。

少なくとも今は、親元を離れた地で遊んで暮らしている。


でも。

なにか違和感を感じるとゆーか、
わたしは、彼らと違う人生を歩むんだろうなぁと思う。

なにが正しいのかは、もちろん人それぞれ!
しかし自分自身のことを鑑みると、
たぶん、そのセリフの彼らと正反対の思考体系にいるんだろうなぁと思う。


そういう意味では、
東京大都会は、田舎モノのわたしにとって、ちとツラい。


でも、
その代わり、
ニュートラルな思考を持つ素敵な友だちが山のようにいるので、
東京には本当に愛着がある。

何者にもしばられず、
自分を信じて輝いている人が多い。

ものすごく頭のよい人が多くて刺激を受けるし、
センスが突出している率が高い。
素晴らしい。


こんな世の波の中で、
自分自身の位置と価値、義務と権利をしっかり認識して生きるのは、
やはりパワーを伴うと思う。


そこでこそ茨木のり子の詩を胸にきざんで、
できるだけ精進していきたいな。

人は人、
自分は自分。

自分が真と思うものを胸に抱いて、
ブレずに生きたい。
そして、自分にとって大切な人たちとは、齟齬が生じようと真っ向から向き合いたい。
結婚してから、本当にそう思うようになった。



・・・て、
あらまーー
敬老の日の日記を書こうとしてたのに、
なんだか全く別の方向にいっちゃったよ。

しかも熱いし・・・。

しかしあいかわらず、我ながら、とりとめないな。
反省。





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Last updated  2008.09.17 03:57:50
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