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カテゴリ:アート
すごく行きたかった美術館へ! **************************************************** 「ニキ美術館」 http://www.niki-museum.jp/ 栃木県那須郡那須町湯本203 TEL 0287-76-2322 コレクション写真はこちらから↓ http://www.niki-museum.jp/frame5.htm ニキ・ド・サンファルについてはこちらから↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/ニキ・ド・サンファル **************************************************** ニキ・ド・サンファルの作品のみを展示する美術館は、 なんと世界でここだけ! 那須だけ! 日本風の庭園を抜けてたどりついたそこは・・・ ビックリ満点のカラフルワールドでしたっ ニキ彫刻の代表的キャラクターである「ナナ」ちゃんをはじめ、 かわいいエジプトの神々たち、 わたしの大好きな「蛇の樹」・・・etc いたるところに巨大な彫刻がならぶほか、 圧倒的なインパクトを残す射撃絵画も数点。 ニキの初期作品であるこの射撃絵画は、 ものすごく不穏なイメージをもっていて、 見ていて怖かったわぁ。。。 手法としては、 石膏で塗り固めた雑多なオブジェたちに向かって、 22口径のライフルで弾を打ち込んでアートを完成させる、 というもので、 シュルレアリスムのコラージュと、 ジャクソン・ポロックのアクション・ペインティングを足したような、独自のもの。 さっき“不穏な”と表現しましたが、 そんな雰囲気と、祈りが折り重なって凝縮されたような、 複雑な思いを抱かせる作品でした。 ニキは、 射撃絵画と向き合うにあたって、 こんな言葉を残していたらしい。 犠牲者のいない殺戮。犠牲になったのは自分の絵。 絵が泣いている。絵が死んでいる。 私は絵を殺してしまった。 けれどそれは再生なのだ しかし、 そんな射撃絵画によって解放されたニキは、 「ナナ」という、 新しい女性性の象徴であるビックリ彫刻をつくりあげた。 無機質にも、あたたかくも、 処女にも、娼婦にも見える、 愛すべき、畏れるべき、キャラクター ナナの胎内には・・・ ・・・って、 ここでわたしがニキ年譜を語っても仕方ないよなぁ(笑)。 とにかく、 とってもステキな美術館でした あと最後に。 ニキはタロットが好きで、 オリジナルのデッキも作っているのですが、 それでは飽きたらず トスカーナに “TAROT GARDEN” なるものを作ってしまいました これは、 大アルカナ22枚の図柄を、 ニキがデザインした巨大な立体・彫刻にして、 山の中腹に並べちゃったものです。 インパクトありすぎの、とんでもない庭園だわー 行ってみたい、 行ってみたい♪ どことなく、ボマルツォの怪物庭園を彷彿とさせる気も 折しも那須のニキ美術館では 「タロット・ガーデン展」が開かれていたので、 その世界をめいっぱい楽しむことができました ラッキー とにかく、 タロット愛好者にとっては聖地になりそうですね。 わたしもいつか、ゼヒ -------------------- ※ちなみに、 ニキのタロットは、知人が所有しているのを見せてもらったことがあります。 わたしも欲しいんだけど、 那須の美術館ですらも輸入待ちで、入手できませんでした(涙)。 なので代わりに、 タロットの図柄が並べられた額入りポスターを買ってきたよ。 しばらくはこれでガマン、ガマン タロット・ガーデンの写真集 “The Tarot Garden” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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