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カテゴリ:日々つれづれ
ずっと気になってはいた。 青山キラー通りのどんつきにある、 真っ黒のペンシルビル。 ドラキュラ風 外壁に、 血で引っかいたような文字で Le sang des poetes と書いてある。 “Le sang des poetes”、 つまり、ジャン・コクトー『詩人の血』のことですよね (正しくは、“Le Sang d'un poete”やけど。) 妖しい! 妖しすぎる、この建物! どうやらカフェらしい。 夕方、ぽっかりと時間のあいた日に入ってみることにしました カフェのある4Fまで、細い螺旋階段を上る。 ※この階段は外に面していて、も~スゲー怖い 高所恐怖症のわたしは、 顔面蒼白になって上りましたよぅ。 ※2Fの扉には、こんな札が・・・ 「混沌社」ってナニよ そうしてたどりついた4Fの扉は、 これまた入りづらい雰囲気でしたが、無事、入店 そして目の前に広がった光景は・・・ ほんの4畳ほどのスペースに、 血の色の内装、 ずらりと並んだ詩集、 客用の長イスは、 なぜか教会の懺悔椅子・・・ BGMは、地の底から響くような暗い曲・・・ しかし、 本棚にはパティ・スミスやボブ・ディランなどの詩集なども並び、 ギターや打楽器なども置いてあり・・・ ブックカフェというよりは、 「ロック好きだぜい」 「ブルース好きだぜい」 的な“いなたい”雰囲気がただよう。 ・・わたし、ちょいヤバめなお店に入っちゃった?! しかも出されたメニューを見ると、 「カフェ」じゃなくて「バー」じゃん 仕方なく、 腰をすえてビールを2本と、ウイスキーを1杯飲んできました。 でも、 お店のお姉さんと話してると、実はおもしろかったりして あとから入ってきた常連のおじさんに、 「アンタ、この店に1人で入ってきたの?!」 と驚かれつつ、 いろいろと話せてけっこう楽しかったわー たまにゴスロリ娘がまぎれこんで撮影していくらしいけど、 基本的には、 普通のショットバーらしい お店の人いわく、 「ここで詩集を読む客なんて、ほとんどいないですよ」 じゃあ、 「詩人の血」なんて店名つけるなよー、ややこしい(笑)。 想像してたような、本好き用のブックカフェではなかったですが、 おもしろいお店でした。 でもさ、 飲んでからあの外階段を下りるのはマジ、命がけすぎる いやはや、 都内・未知ワールドを探検しちゃった気分だったのでした ※ビル1F壁に貼ってある注意書き “チェ・ゲバラの絵など描いてはあるが、 あぶない政治組織ではないから、警察は介入するな” 的なことが 書いてある。 やっぱりあやしい(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.29 03:02:43
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