|
テーマ:最近観た映画。(39835)
カテゴリ:映画
しかも、 妊婦さんの友だちと! おなかのベイビーは、さぞや妖美に育つことでしょう(笑) 素晴らしい胎教だよね(笑)?! **************************************************** 「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」 Piano Tuner of Earthquakes 監督:ブラザーズ・クエイ Brother's Quay ★あらすじ&上映情報はコチラから↓ http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD13447/index.html ★シアターイメージフォーラム(渋谷)のみの上映 美しい歌姫マルヴィーナの声に魅せられた天才科学者ドロスは、彼女を誘拐して、自らが発明した奇妙な演奏機械人形のコレクションに加え、それによって破壊的なオペラ演奏を行おうと企てていた。機械人形の調整のために呼ばれたピアノ調律師フェリスベルトは、その恐ろしい計画に気づき、マルヴィーナを助けようと試みる…。 **************************************************** あいまいで幻想的なストーリー、 靄がかったカメラワーク、 大がかりで不気味なオートマタ(機械人形)・・・etc 本当に美しくて、 うっとりしました。 しかも原案となった小説は、 カサーレスの「モレルの発明」(注1)と、 ルーセルの「ロクス・ソルス」らしいです その上、 映画製作のスタッフには なんと!「12モンキーズ」のテリー・ギリアムの名が!! この組み合わせはもう、 幻想文学&SF好きには、たまりません(涙)。 ストーリー展開は、 淡々としていてまとまりに欠けるんだけど、 そのぐらいでちょうど良いかな、って印象でした 退廃的でいいじゃん、ねぇ。 映画の舞台も、 孤島趣味や、廃墟趣味がみたされる感じ。 (どこで撮ったんだろ?) それに“狂気の科学者”というテーマが重なって、 皆川博子さんの小説『死の泉』が、 なんとなく頭をよぎったり。 あぁ・・・お耽美 映画「香水」(ジュースキント原作)よりも、耽美度高し。 その趣味の方はゼヒどうぞ とっても好みの映画を堪能できて、 超シアワセな昼下がりだったのでした ********************************** ※注1 『モレルの発明』 アドルフォ ビオイ・カサーレス著の幻想小説。 ホルヘ・ルイス・ボルヘスをして“完璧な小説”といわしめた。 映画『去年、マリエンバードで』(アラン・ロブ=グリエ脚本、アラン・レネ監督)に影響を与えた小説でもあるらしい。 (大スキな映画) 今回の映画公開に際して、 新装版が出たので、簡単に手に入るようになりました! わたしも読んでみようー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
|
|