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カテゴリ:映画
親友Mに誘われて、
「ある公爵夫人の生涯」の試写会へ! 観たい映画だったから、 すごくうれしい ******************************************************* 2009年4月11日公開 監督・脚本 : ソウル・ディブ 出演 : キーラ・ナイトレイ 、 レイフ・ファインズ 、 シャーロット・ランプリング 他 『ある公爵夫人の生涯』 http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14165/index.html あらすじはコチラから ↓ ↓ ↓ http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14165/story.html ******************************************************* この映画、 予想以上に素晴らしかったです 舞台は、 18世紀後半のイギリス 主人公は、 才気溢れる美しい公爵夫人ジョージアナ 彼女はなかなか男の子にめぐまれず、 妻妾同居を強いられることになる ・・・というストーリーでした 「女好きのバカ公爵め!」 と、最初はイライラするんだけど、 この映画の良いところは、 登場人物の誰をも悪者にしていないところだった この邸にかかわる4人の男女の、 それぞれの思いと立場があると示唆されていて、良かった。 冷たい公爵家にとつぎ、 出産と妻妾同居のプレッシャーに耐えかね、 たくさんお酒を飲んだり浮気したりするジョージアナ。 「家とプライドを守る」という当主として生きるほかない、 浮気で亭主関白な公爵。 邸に居座る公爵の愛人は、 我が子たちをどうにかして守らねばならない没落貴族。 ジョージアナの愛人グレイは、 とびきり頭がいいが、まだ経済力のない若い政治家。 (彼は、アールグレイの名前の由来ともなった。後のイギリス首相。) ・・・・・ 4人全員が、 どこかしら愚かで、一生懸命で、だからこそすごく人間味がある。 主人公ジョージアナを悲劇のヒロインに仕立て、 公爵を悪者に描くことは簡単だと思うんです でも、 そういう風に描かず、更に深みをもたせたのがイイ 自然光たっぷりの美しい映像の中に、 男女の生臭さと、生命力の底力をかいま見せたところが、 この映画の醍醐味なんじゃないかと感じました 単なるロマンス映画や、 フェミニズム映画にない魅力があったと思う 「家」や「後継者」を最重要視しなければならかった時代。 妻妾同居、って女の(そして主婦の)わたしからしたら 「ありえない!」の一言だけど、 それでも、その中で一生懸命に生きるしかない男と女の姿がまともにガッツリと描かれていて、良い映画でした しかも、 このストーリーは実話で、 主人公ジョージアナは、ダイアナ元妃の先祖に当たるっていうんだからビックリ 才気溢れる美しい公爵夫人ジョージアナは、 イギリス中に愛されたけれど、夫の愛だけは得られなかった。 その女性が亡ダイアナの先祖だと考えると・・・ 映画を観ながらなんだか切ない ちなみにこの映画、 衣装も本当に素晴らしかったです 贅沢なふくらみのドレスや、 いろんな飾りのついた帽子、 どっしりとしたアクセサリー・・・etc ソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」の衣装は、 ストーリー共々正直上っ面な感じがして、 好きではなかったのですが (現代風の解釈、というのももちろん楽しいのだけれど!) この「ある公爵夫人の生涯」のドレス群は良かった やはり、 デコルテの広くあいた上着×太いチョーカー という組み合わせが好きなんです 自分でも、 現代風にアレンジしてそーゆー首元にしよう(笑) あんまり派手な映画じゃないんだけど、ここまで 「イイな、感じるものがあるな」 、と思った映画はひさびさなので、嬉しかったです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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