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有言実行、秒殺KOや! 亀田三兄弟の二男・大毅が26日、パシフィコ横浜でデビュー戦を迎え、開始わずか10秒、対戦相手のサマート・シットサイトン(タイ)を左フック一撃でノックダウン! シットサイトンは懸命に起き上がろうとするも立ち上がれず10カウントが数えられ、ゴングから23秒で大毅が見事なデビュー戦KO勝利を収めた。
プロテスト合格時から口にしていた、兄・興毅が記録した“1ラウンド44秒KO勝利”を抜いてみせるという約束。それを見事に果たし、「オレは約束を守る男やからな」と満面の笑みを浮かべた。
「もう行くしかない。自分のパンチを信じるだけ」と臨んだこの試合。花道に五条大橋を模した橋を作り、そこを“生まれ変わり”と大毅が信じる弁慶の衣装に身を包んで渡るという入場パフォーマンスでまずはファンの度肝を抜いた。そして、試合はそれ以上の圧巻パフォーマンス!
「44秒以内なんて、マイク・タイソンでも狙ってはできひん。あとはタイミングだけ。自分のスター性にかけた」と放った左フックが、完ぺきに相手の顔面をとらえた。
「入った感触はポーンって感じやったな。ヨッシャって思ったわ。この感触は忘れられへんな。また、これからもドンドンKOで行くで。15連続、抜いたる!」
興奮気味に語る大毅の次なる目標は、浜田剛史氏が持つ15連続KO勝ちの日本記録。もう時間を設定しての予告KOはしないと語った大毅だったが、15連続KO勝ち更新の約束を守ることは力強く誓った。
見守っていた兄・興毅も、自分の記録の約半分の時間でのKO劇に「ゴッツいパンチやったな。あれはスーパーフライのパンチちゃうで。あのフックがあったら15連続KO行くわ」と目を丸くして、弟の快挙を絶賛。普段は採点が辛い父でありトレーナーでもある史郎氏も「きょうは100点満点や」とニッコリ。この時ばかりは、厳しい鬼トレーナーから、子を優しく見つめる父親の顔に戻っていた。
試合後には「見に来てくれたみんな、オレのわがままで早く終わらせてゴメンな」と、早く試合を決めてしまった分を十八番であるハウンドドッグの『Only Love』を熱唱してファンサービスした大毅。興毅以上の注目を集めたデビュー戦は、まさに日本中が驚嘆して幕を閉じた。次なる戦いは4月17日、ボクシングの聖地・後楽園。相手は韓国スーパーフライ級8位・李元熙に決まった。さあ、15連続KO更新へ、そして世界王座の夢が待っている。
しばらくこの三兄弟がいるからボクシング界は注目されそうですね。
これからが楽しみです。
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