秋の夜長に

久しぶりに平山のニュースを発見したのでとりあえず記載します。
平山には今シーズンはいい経験になったのでは、将来の日本を背負FWとしてこらからどんどん活躍して欲しいところだ。

ヘラクレスＦＷ平山相太（２０）が、今季のリーグ戦を終えた。ローダＪＣ戦は後半から出場して無得点だったが、移籍１年目で３１試合８得点。９０分あたり０・４４点になり、欧州クラブ所属の日本人では最高の数値を記録した。試合後、２倍は取れたと振り返り、来季の常時出場を目標にヘラクレス残留を希望した。仮に得点倍増＋フル出場が実現すれば、理論的には２６・８点となり、リーグ得点王さえ見えてくる。
　試合終了の笛は、ピッチの上で聞いた。昨年８月１３日の開幕戦は、就労ビザ申請中のためスタンド観戦だった。平山は１シーズンを戦い抜き、欠かせない戦力に成長した。チームトップの８得点。２部から昇格した地方クラブの１部残留に貢献した。
　すべてが順調だったわけではない。５戦４発の当たり時があった一方、１２戦不発の時期も経験。今季を、こう振り返った。
　平山「コンディションやメンタルの維持で、すごい波があった。それをいつもいい状態に持っていかないといけない。今年は初めてということで、あまりやり方も分からなかったし。あまり努力してなかったというのが、大きいんで。来年は努力したいです」。
　８ゴールは、オランダリーグ２２位。「あと半分、同じくらい数は取れたと思います」。３１戦中フル出場は６試合で、途中交代は９試合、途中出場は１６試合だった。出場時間は１６４０分で、得点率（９０分当たりの得点）は０・４４点。これは、欧州クラブでの日本人選手トップの数値だ。
　平山の言葉通り「同じくらい」のゴールが取れたとすれば、１６ゴール。全３４試合にフル出場すると仮定すれば、１シーズン２６・８点に到達する。今季の得点王フンテラール（アヤックス）は３３得点とダントツだが、昨季まで１０年間のリーグ得点王平均は２７・９点。理想通りのシーズンをおくれれば、平山も個人タイトルに手が届く。
　来季は、ヘラクレス残留が基本線。「今２０歳、来年２１で、試合に出るのがすごい大事。（移籍すると）人間関係とか、プレーの特長とか、言葉もしゃべれないし。あまりころころ変えるよりは、しっかりやった方がいいと思う」。今後は、インタートト杯出場権をかけたプレーオフを残すが、来季へのプランはすでに頭に描かれていた。