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テーマ:FXデビュー!!!(6250)
カテゴリ:FX・CFD
NZドルは上値の重い動きを継続
再来週以降に重要イベント集中の豪ドルは様子見か 今週のオセアニア通貨は軟調な展開となった。来週は再来週以降に重要イベントを数多く控えている豪州で様子見ムードが強まる一方、NZでは30日の金融政策発表を巡る思惑が相場を主導しよう。しかし、基本的には両通貨ともにテクニカル面で上値の重い状況が続いており、軟調な地合いを継続する公算が高い。 豪ドル:200日移動平均線が強固に上値を抑制 今週の豪ドルは対ドル・対円ともに上値の重い展開。豪準備銀行(RBA)のスティーブンス総裁が講演において「同国はすでに景気後退局面にある」との認識を示したことが重石となったほか、テクニカル面でも200日移動平均線が対ドル・対円ともに上値をキャップした。 来週は重要なイベントも控えていないだけに、豪ドルはやや動きづらい展開となろう。22日に発表された1-3月期消費者物価指数が鈍化したことを背景に、足もとではRBAの追加利下げの思惑も高まっているが、5月5日公表の政策金利に関しては現在のところ据え置き予想が優勢。また、マーケットではすでに利下げ着地点は2.00-2.50%でコンセンサスがとれており、仮に小幅利下げが行われても豪ドル相場に対する影響は限定的となる見通しだ。さらに米金融機関に対するストレステストの結果が公表されるのが5月4日、追加景気対策が盛り込まれる公算が高い豪州政府の予算案発表が5月12日と、再来週以降に重要イベントが数多く控えていることも豪ドルの様子見ムードを高めよう。 一方、テクニカル面を見るとやはり上値の重さが目につきやすい。前述した200日線が強固に上値を抑えているほか、対円では転換線も重石となりつつあるようだ。豪ドル円の上値メドは200日線が位置する72円付近。下値は今週安値の68.06円や、2月9日安値-4月14日高値までの上昇幅に対する38.2%押し水準の66.64円を意識しておきたい。 NZドル:50bpの利下げが有力も反応は限定的か 今週のNZドル円も豪ドルと同様にやや軟調な展開となった。NZでは30日に金融政策の発表を控えており、市場の注目を集めることになろう。現在の市場予想は概ね50bpの利下げ(2.50%に)が中心となっているが、基本的には声明文にて現状での市場コンセンサス(2.00-2.50%)を上回る追加利下げ示唆がない限り、反応も乏しいものとなる可能性が高い。 テクニカル的には対ドル・対円ともに転換線が今週は上値を抑制しており、同線は来週以降も抵抗として機能する見通しだ。NZドル円は抵抗線の位置する56円半ばが上値メドとなろう。 ZAR:新大統領誕生も政治的リスクがつきまとう 南アフリカ・ランド(ZAR)はもみ合い。22日に行われた南アフリカの国民議会選挙では予想通りアフリカ民族議会(ANC)の勝利へ。同党のズマ議長の大統領就任は確実な情勢となった。ただ、同議長に関しては汚職疑惑などもつきまとっており、今後は政治的リスクが高まることも考えられよう。また、30日には南アフリカ準備銀行の金融政策発表が控える。声明文では追加利下げが示唆される可能性が高く、このこともZARにとっては重石となろう。なお、市場では100bpの利下げ(8.50%に)が有力と見ているようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.25 11:41:51
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