海外時間は、中国がG8で準備通貨の議論をすべきと述べたとの話が伝えられ、一時ドル売りに。今日の米雇用統計を控えて注目されたチャレンジャー人員削減予定数やISM製造業景況指数の雇用項目はそれぞれ予想より強い結果。その一方で、ADP全国雇用者数は予想を下回るなどマチマチ。本日の米雇用統計の非農業部門雇用者数は36.5万人減が予想されている。こうした数字からは大きな乖離はないと見られる。
マーケットもそうしたバイアスが無いかのような展開。ドル円も中国発言で96円前半まで振り落とされたものの、所詮はレンジ。出色だったのは1.42ドルをつけたユーロドルくらいで、それも最終的には1.41ドル半ばまで失速している。
本日の東京タイムは、欧米タイムに米雇用統計や欧州中央銀行(ECB)理事会とトリシェECB総裁の会見を控えて、動きづらい状況。結局はレンジ相場が続いていることも、動きづらさを助長している。ただ、クロス円が昨日から一方向に上がっているため、こちらでの調整色が強まれば、ドル円も95-97円レンジの下限を窺いに行く可能性はあるだろう。
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Last updated
2009.07.02 09:04:17
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