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テーマ:FXデビュー!!!(6153)
カテゴリ:FX・CFD
豪ドルは底堅さを維持する方向へ
豪ドル/NZドルや、中国との鉄鉱石価格交渉が下支えの要因に 前週末からのオセアニア通貨は豪ドル・NZドルともに高値圏でのもみ合いに。来週には豪州で金融政策の発表が控えているが、こちらは据え置きで市場のコンセンサスが出来上がっているため、材料視されない公算が高い。ただ、今週の豪ドルの下値を支えた豪ドル/NZドルに未だ上昇余地が残っていることや、中国との鉄鉱石価格交渉が豪州企業側に有利な条件で落ち着く公算が高まっていることを考慮すれば、豪ドルは目先底堅さを維持できる公算が高そうだ。 豪ドル:金融政策は据え置きが濃厚、材料視されない見通し 前週末からの豪ドルは高値圏での方向感に乏しい動きを継続。対ドルでは一時0.8ドルの大台を割り込む場面も見られたが、豪ドル/NZドルの上昇がサポートとなり、総じて底堅さは維持された。 来週の豪ドルも底堅い地合いは維持されるか。7日には豪準備銀行の金融政策が発表されるが、市場は据え置きですでにコンセンサスが出来上がっており、豪ドルへの影響は限定的なものに止まる見通し。その他にも雇用統計なども予定されているが、豪州の雇用情勢を考えれば、こちらはサポート材料になるとは考えにくいだろう。 一方で、前述した豪ドル/NZドルには未だに上昇余地が残っていること、また中国との鉄鉱石価格交渉が豪州企業側に有利な条件で落ち着く公算が高まっていることなどは好感材料。豪ドル/ドルは上値を拡大するには至らずとも、0.8ドルの大台付近では底堅さを見せることができそうだ。 NZ:豪ドル/NZドルの上昇余地が引き続きNZドルの重石となるか NZドルも高値圏でのもみ合いに。週初には6月3日以来となる0.65ドルの大台に乗せる場面も見られたが、同水準の維持には失敗。豪ドル/NZドルが大きく上値を伸ばしたことをきっかけに反落へと転じた。 特段の経済指標も予定されていないため、来週のNZドルも世界的な景況感の良し悪しに基づくリスクマネーの動向と、豪ドル/NZドルの動向に注目しておきたい。その豪ドル/NZドルは1日の大幅上昇を経て5月から形成したレンジの半ば付近まで反発。とはいえ、4月30日上値からの下落トレンドが位置する1.27NZドル半ば付近まではまだ上昇余地もあり、同水準を目指した豪ドル/NZドルがNZドルにとって重石となる可能性は否定できないところ。NZドル/ドルも6月2日に示現した年初来高値である0.6594ドルの上抜けは難しいだろう。 ZAR:ZARには下値リスク多く、上値追いには慎重な姿勢を維持 ZARは堅調。貿易収支が予想外の黒字転換となったことも材料視されたことで、ドルZARは7.6722ZARまで年初来安値を更新。対円でも12.5946円まで年初来高値を更新してきた。 一方で、市場関係者によるZAR見通しが総じて下方向である点には注意。また、南アフリカ準備銀行がZAR高警戒を見せていた水準を上回ってきたことから、南ア当局者による牽制が再び入ることも考えられよう。さらに言えば、予想外の据え置きとなった金融政策に関しても、物価の下げ渋りを警戒したために、下げたくても利下げできなかったことなど、決してZARの動向に関してサポーティブな要因が多いわけではない。こうした中で、対ドルで年初来からの上昇率1位を維持するZARには、反落リスクが他通貨よりも大きいと考えるべきで、上値追いに関しては慎重な姿勢をとっておきたいところだ。なお、テクニカル的には8.0ZARを下抜けたことで、08年8月に示現した7.2ZAR前後まで下値余地が拡大している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.03 22:02:26
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