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テーマ:FXデビュー!!!(6238)
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ポンドは調整売り圧力が継続へ
悪材料織込み済みで調整幅は限定的に ポンドは対ドル・対円ともに下値を模索する動きに。英大手外銀筋は「6月後半までのリスクラリーの調整圧力が継続する形となった」との見方を示した。ポンド円はテクニカル的な節目をこなし、一時146.78円まで下落した。 今後の見通しについて同筋は「対ドル・対円ともに調整圧力が継続する」と予想。145円半ばをメドに下値を探る動きを想定している。また、加ドル円については低下傾向を続ける200日線に沿う形で下値を模索する動きが続くことを意識しておきたい。 ポンド:対円は145円半ばまでの下落想定 ポンド円はチャート上のポイントとなっていた日足一目均衡表の雲の上限、さらに雲の下限を下抜けて、一時146.78円まで下落。英大手外銀筋は「金融市場全体としては、6月後半までのリスクラリーの調整圧力が継続する形となった」との見方を示していた。また、「英商工会議所が報告書のなかで、BOEに対し、政府に資産購入プログラム拡大を要請すべきであると指摘したことも、景気の現状に関する懸念を強めた」といい、ポンド売り要因となったとの声も聞かれていた。そのほか、総体的な経済センチメントの弱さが引き続き懸念されている状況が続いており、6月24日にOECDより発表された09年の英GDP見通しが下方修正されたのに続き、8日に発表された国際通貨基金(IMF)による見通しにおいても、英国は09年のGDP見通しが従来予想の-4.1%から-4.2%へと僅かではあるものの下方修正されている。 今後のポンド相場の見通しについて同筋は「対円・対ドルともに調整圧力が継続する」と予想。ただ、「ポンドについては英国の実体経済の悪化が顕著になる中でも買い進まれていたことから、悪材料はほぼ織り込まれている状況も見てとれ、資源国通貨などと比べれば調整幅は小さくなる」との見通しを示した。想定レンジについては、「来週にかけてということであれば、下値は200日移動平均線が推移する145円半ばが目標、もう少し長いスパンで見れば、1月23日安値(年初来安値)118.85円と6月12日高値(年初来高値)に対する上昇幅の半値押しとなる140.72円水準までの下振れは意識しておきたいところ」との見解を述べている。 加ドル:下落スピード鈍化も下値模索は継続 加ドル円は、テクニカル上の節目となりやすい日足一目均衡・雲が位置していた82円水準を明確に下抜け。さらに、上昇傾向となっていた同下限をもこなすと、4月29日以来の80円を割り込み、一時78.56円まで下落した。前出の英大手外銀筋は「世界的な株安・商品市況安の中で資源国通貨が対ドル、対円でともに下落するという、リスク選好度低下の状況での典型的なパターンが示現した」という。 テクニカル的には200日移動平均線を明確に下抜けられず下げ渋ったように見られる。ただ、同線は低下を続けており、加ドル円相場を強く下支えするだけの力強さは窺えない。よって、一旦大きく下げたことから、下落スピードが緩やかになることは見込まれるものの、200日移動平均線の低下に沿う形で下値を模索する動きが続いていくことは意識しておきたいところだ。 また、前週にも指摘した通り、21日の金融政策発表まで時間はあるものの、前回声明での「加ドル高がプラス要因を打ち消す」と述べられたこと、また、「(必要となった場合は非伝統的手段を含め)その他の手段を講じる柔軟性を維持している」ことを市場が意識し始めることとなれば、加ドルにとっては上値を抑える要因の一つとなろう。下値は4月29日安値となる78.07円が目先の目標と見込む。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.10 22:55:49
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