3日続けての陰線引け。英産業連盟が発表したGDP見通しは2010年分が上方修正されたものの、2011年は逆に下方修正され影響はほぼ相殺。しかし、その後発表された9月のBOE議事録において、政策金利や資産買い入れ枠の据え置きについてはほぼ予想されたとおりの内容ながら、「さらなる行動が景気刺激のため必要となる可能性」と記されたことが嫌気され、ポンドの売り要因となっていた感を否めない。また、デールBOE委員は「BOEの政策はインフレリスクが具現化する場合に反応する」とコメントしている。
テクニカルに見た場合、一時は上抜けのチャンスもうかがえた一目均衡表の先行帯の雲に上値を阻まれる格好でポンド安が進行している。本日もポンドの続落に注意を要したい。フィボナッチの観点では14日に記録した直近安値を起点とした上げ幅の38.2%押し132.22円を昨日割り込んでおり、次のターゲットは半値押しの131.35円レベルとなる。ちなみに、ほぼ同じレベルには一目の基準線そして転換線も位置しており底堅くそうだが、仮に割り込むようだとさらに1円程度のポンド安が進行しても不思議はないだろう。
一方、本日は東京タイム17:30に8月の英BBA住宅ローン承認件数が発表される予定となっている。
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Last updated
2010.09.23 08:40:04
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