2日続けての陽線引け。発表された7月のユーロ圏鉱工業新規受注や9月のユーロ圏消費者信頼感暫定値は予想より若干悪い数字となったものの影響は限定的。しかし、前日のアイルランドとギリシャに続き、この日に実施されたポルトガル国債の入札が無事に終了したことが好感され、ユーロが続伸する展開をたどっている。連日の好調な入札がマーケットでユーロの買い安心感を醸している感は否めない。
テクニカルに見た場合、ユーロはさらなる続伸を期待される足形だ。7月末に示現した前回高値114.73円が視界内へと捉えられており、比較的早いタイミングで同レベルを試す展開も否定できないだろう。ただし、ポジション的に徐々にユーロロングが蓄積されつつあると見られることは気掛かり。一目均衡表では今週末から来週初めに掛けて先行帯の雲が捻じれる格好の変化日を迎えることもあり、それに歩調を併せる格好で調整が先行する展開を予想する声も市場からは聞かれている。取り敢えずは一時的だがユーロ安方向の動きにも一応の注意を要したい。
一方、本日は東京タイム16:30に9月の製造業PMI暫定値と同非製造業PMI暫定値、17:00には9月のユーロ圏製造業PMI暫定値、同非製造業PMI暫定値、同総合PMI暫定値などが発表される予定となっている。
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Last updated
2010.09.23 14:10:02
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