実体部は小さく十字線に近い格好ながら、4日続けての陰線引け。とくに大きな材料も聞かれないため価格変動そのものは、やや限定的。しかし、そうしたなかデールBOE委員から「英国の財政赤字削減は正しい決定」、バーカー元BOE委員からは「英国のインフレ率は2年間で著しく低くなる可能性」そして「BOEは通貨下落レースを行っていない」との発言が聞かれている。
テクニカルに見た場合、昨日の小陰線をどう捉えるのか判断に迷う足形だ。これまでレポートしたように、一目の基準線そして転換線が位置するほか、フィボナッチの観点では14日に記録した直近安値を起点とした上げ幅の半値押しにもあたるテクニカル・ポイントの131.35円レベルを前に下げ止まった可能性も否定出来ない。その場合は本日以降ポンドの再上昇が見込まれ、133円前半に位置する移動平均の90日線を目指した上昇をたどることもありそうだ。ただし、昨日の動きは飽くまで小休止とするなら、逆に前述した強いサポートレベルを目指したポンドの続落を否定出来なくなる。
一方、本日は英国に関する目立った経済指標の発表などはとくに予定されてない。
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Last updated
2010.09.24 08:59:43
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