24日東京外為市場13:15過ぎからドル/円が84.60円前後から85.40円前後まで円安が進んで政府・日銀の円売り介入「第二弾」観測が広がったが、「実際のところ円売り介入は実施されていないようだ」(有力市場関係者)。円売り介入が実施されたのであれば、まず政府当局は介入効果を高める上でも9月15日の6年半ぶり円売り介入時のように公式に発表するはずだが、今回は野田財務相はじめ玉木財務官、日銀幹部も一様に介入に「ノーコメント」を決め込んでいる。なお、円売り介入「第二弾」と見間違われた24日の円急落の背景としては、1)大手邦銀が対顧客取引としてドル入札方式を採った影響、2)海外ファンド筋から白川日銀総裁「辞任説」が急浮上、3)23日の日米首脳会談でオバマ大統領から介入批判が一切なかったことで改めて菅首相が米政府から介入「第二弾」のお墨付きを得た、4)円急落後のプライスアクションが15日の介入「第一弾」の断続的な押し下げ介入を彷彿とさせた――などが指摘される。
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Last updated
2010.09.24 16:46:44
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