実体部のしっかりした陽線引け。欧州諸国に対する債務問題が重石としてくすぶるなか、この日は発表された9月の独IFO景気指数が予想を上回ったことが好感され、ユーロの買い要因となっていた。とくにユーロは対ドルで大きく上昇しており、対円でも連れ高気味に推移している。
テクニカルに見た場合、一時113.77円レベルを示現し直近の戻り高値を更新するなど、ユーロの続伸が期待される足形。短期的には若干買われ過ぎていることが気掛かりだが、リスクがユーロ高方向に高いことは間違いない。前述した113.77円をしっかりと上回れば、7月末高値の114.73円が再び視界内へと捉えられそうだ。なお、それに対するサポートは112円半ば、あるいは112.15-20円レベルなどとなる。
一方、本日は東京タイム17:00に8月のユーロ圏マネーサプライが発表される予定となっている。また、トリシェECB総裁、トゥンペル・グゲレルECB専務理事、ノボトニー・オーストリア中央銀行総裁らの講演、ファンロンパイEU大統領とEU財務相によるユーロ圏改革についての協議が実施される見込み。
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Last updated
2010.09.27 09:00:36
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