昨日は陽線引け。10月の独GFK消費者信頼感が発表されたものの大勢には影響なし。そうしたなか有力格付け機関であるS&Pがアイルランドのアングロ・アイリッシュ銀について一段の格下げを示唆したこと、あるいはスペインが格下げされるとの噂が台頭、一時ユーロ売りが先行する局面も観測されている。しかし、その後はドルやポンドが冴えない値動きをたどったことで、結果ユーロが消去法的に買い進まれる展開となり、流れは一変。そのままユーロの高値圏で大引けた。
テクニカルに見た場合、NYクローズでは維持出来なかったが昨日は一時114円台を示現し7月末以来の高値圏までユーロは上昇している。そんなユーロの次の抵抗は、前述した7月末高値の114.73円。なお、7月高値を仮に上抜けた場合、しばらく目立ったターゲットはうかがえず、敢えて言えば118円台に位置する移動平均の200日線ということになりそうだ。そして、118円台には年初来のユーロ高値を起点とした下げ幅のフィボナッチ38.2%戻しも位置している。
一方、本日は東京タイム18:00に9月のユーロ圏消費者信頼感、同鉱工業信頼感、同経済信頼感などが発表されるほか、ゴンサレスパラモECB理事による講演などが実施される見込み。また、それとは別に欧州委員会による財政規律違反国に対する制裁案提出が予定されている。
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Last updated
2010.09.29 08:53:30
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