2日続けての陽線引け。この日発表された9月のユーロ圏消費者信頼感などの経済指標は好悪マチマチもあり材料視されず。そうしたなか、バローゾ欧州委員から「ポルトガルの状況は深刻」とのネガティブ発言も聞かれたが、こちらもマーケットにはほぼ無視された。結局消去法的なユーロ買いが進む格好でNYを終了している。なお、ゴンザレス・パラモECB専務理事からは別途「為替レートの急激な変動は好ましくないが、いくらかの変動なら容認出来る」とのコメントが聞かれていた。
テクニカルに見た場合、リスクがユーロ高方向に高いことは間違いないものの、7月末高値の114.73円を前にやや上げ渋っている感もある。実際に時間足などを見ると、113円後半から114円前半で推移する時間帯が意外に長引いている状況だ。なお、7月高値を仮に上抜けた場合のターゲットはしばらくうかがえず、強いものと言えば次は118円台まで見当たらないものの、前記したような状況からすると114円台でユーロはいましばらく頭の重い展開が続く可能性も否定できない。
一方、本日は東京タイム16:55に9月の独雇用統計、18:00には9月のユーロ圏消費者物価指数速報が発表されるほか、ユーロ圏財務相会合ならびにEU財務相・中銀総裁による会合が実施される見込み。
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Last updated
2010.09.30 08:57:03
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