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カテゴリ:目標は素肌美
紫外線が気になる季節になりましたね。
一年中しっかり降り注いでいる紫外線ですが、 これからの時期が最も強くなります。 ●健やかな素肌美を維持するには、私たちは一日たりとも油断ができません! そこで今回は、皮膚科学の勉強会で学んだことをベースに、 改めて紫外線とお肌の関係について考えてみたいと思います。 ★紫外線について、どこまでしってますか??★ 言わずもがな、紫外線は太陽から届く光の一つです。 太陽からの光は赤外線、可視光線、紫外線があり、 紫外線は太陽光線の約6パーセントにもなります。 ただし、エネルギーは波長が短いほど強いので、 太陽光線の中でもっとも波長の短い紫外線が 人体への影響も大きいと言えます。 紫外線自体もさらに波長の長い順に UVA,UVB,UVCに分けられます。 UVCは波長が最も短く有害なのですが、 オゾン層で吸収されるため、幸いにも地表までは届きません。 UVA,UVB,UVC。。 皆さんもどこかで聞いたことがありますよね? ですが、それが一体なんなのか、 知っている人はとても少ないと思うんです。 なので、今回はUVAとUVBについて書こうと思います。 ****************************** ●UVAは、正確にはUltra Violet Aといいます。 私たちが浴びる紫外線の約90%~95%をしめていて、 波長が長く、ガラスなども通過して皮膚の真皮にまで 届きます。 そして、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの 変性を起こすので肌の弾力性が低下し、長期に浴びるとシワなど 肌の衰えや老化の大きな要因となります。 曇りの日でも晴れの日の60~90%ぐらい届いていて、 一年を通して比較的一定量が地表まで届くので夏以外でも 対策が必要です。 ●ガラスも通過してしまうので、室内にいても紫外線が降り注ぎます!! 次に、、 ●UVBは、Ultra Violet Bの略です。 地表に届く量は全紫外線の5~10%です。 UVAより波長が短く、大部分は表皮で吸収、 散乱するので、真皮にまで達する量は少ないとされています。 しかし、 波長が短い分、肌に対する影響は大きく、 年間での紫外線の強さに波があり、夏場は特に強くなります。 ******************************* ★ではなぜ、紫外線がお肌にシミをつくるのでしょうか??★ ●強い紫外線は、表皮基底層にある メラノサイトのメラニン合成酵素(チロシナーゼ)を活性化し、 メラニン色素をたくさん増やします。 ちなみに… ●メラノサイトは表皮の基底部にある細胞で、 紫外線から皮膚を防御するため、チロシナーゼなど酵素を出して メラニン色素を生成しています。 また、過度に浴びると赤く火照り、 いわゆる火傷などの炎症を起こします。 炎症を起こした皮膚細胞では活性酸素の発生が増えるので、 メラニン色素の産生が促進されてしまいます。 これらの結果、肌は数日後に黒化(サンタン)となり、 日焼けとして肌に残ってしまいます。 ●通常の肌の代謝が行われれば、増加したメラニン色素を含む 日焼け肌の皮膚はやがて脱落し、 もとの肌の色にきちんと戻ってくれるんです☆ ●しかし、加齢により肌の代謝が悪くなる上に、 スキンケアを怠って痛んだ肌には、乾燥なども影響し 紫外線の刺激がどうしても強すぎてしまいます。 そうなると、、 活性化したチロシナーゼがそのままおさまらず、 メラニン色素の産生が増加した状態が続いていき、 とうとうシミの原因となってしまうのです><。。 ですから、素肌美を保ち、アンチエイジングのためには 紫外線を防止するUVカットが必要不可欠なのですね^^ ******************************* また、厳密に言うと、 地表に届く紫外線の量が増えるのは4月~9月です。 特に6月頃に強くなりますが、この時期は梅雨で曇りがちなので 紫外線対策をどうにも忘れがちになってしまいます。 ところが、曇っていても紫外線はしっかり届くし、 梅雨の晴れ間は特に油断してしまって、 予想外の紫外線をたくさん浴びてしまいがちです。 一日のうちでは午前10時~午後2時に紫外線量はピークとなります。 朝夕は昼間の約10分の1ぐらいなので、 屋外に出る時間帯を上手に選んだりすると お肌のためにはよいでしょう☆ ふぅ~。。気づけば今日はかなりたくさん書いてしまいました^^; ここまで読んでくださった方、お疲れさまです!!(笑。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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