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カテゴリ:食べ物のコト☆
R 私はもっと国産物のコストを下げないと
日本の農業はますますダメになるのではないかと思いますね。 農薬を使った低コストの野菜がスーパーで売られていると、 もしも私が何も知らない主婦だったら、安い方を買ってしまうと思いますもん。 それでいて、スーパーにある国産の自然栽培野菜などは、 値段が高すぎて日本の主婦たちはほとんど買わない。 もちろん、危険性をわかっている消費者は買うでしょうけど、 そんなの相対的に見たらやっぱりごく一部なんですよね。 それで今度は逆に、最近では中国やアジアの上流階級の人たちが、 日本国産の高級野菜を逆輸入して買うのだそうです。 市民が買えない国産品なんて、私はどうかと思いますよ。 N 私がおかしいと思っているのは、賞味期限のことですね。 私のやっているレストランはカレー屋だから、もちろんカレー粉を使うわけです。 それで、そのナイル特製のカレー粉を販売もしているわけですけど、 品物に賞味期限が4年って書いてあるんですね。 バカを言っちゃいけない! カレー粉なんて、旨みを出すために 出荷前にわざわざ寝かせて販売するんですよ!? おけばおくほどおいしくなるものなのに、なぜ期限をつけなきゃならないのか。 中には期限が切れると捨ててしまう人がいるんです。 おかしいと思いませんか? それに国はさまざまな危険性を考えて、 危ないかなという期間の2分の1くらいに賞味期限をつけることになっているんです。 だから、実のところは期限の2倍までは大丈夫ということもある。 あまり賞味期限の日付に振り回されたり惑わされたりしないで、 自分の目で見て経験した方がいいんじゃないかと思いますね。 それに、私は食べ物と、腐るところまで ちゃんと付き合った方が良いと思いますね。 最近は腐り方のルールを考えたこともない、 腐っているのを見た経験もないという子どもや大人が多すぎる! 黒酢や味噌や納豆だって、発酵食品なのに 賞味期限を付けるなんて本当にアホらしいことですよ。 もともと発酵してるんですから、いつまでおいても大丈夫なものなのに。 皆さん、高級料理店で食事をしたことありますか? 高級な中華料理店の酢豚の肉は、本当においしくて柔らかいでしょう。 あの豚肉はね、実は腐る寸前の肉を使用してるんですよ! だからあんなに柔らかい。 こんなこと、農林水産省の人が聞いたら怒られちゃうかも知れないですけどね。 日本人は判断基準が凝り固まっていて、 賞味期限についての基準の間違いに気づかないんです。 客席からの質問: 徳江さん、先ほど売り手は消費者に情報を開示していかなきゃいけない、 というお話をされていましたが、どのようにして消費者に、 流通の情報を知ってもらおうとしているのか、具体的に教えてください。 T 私が昔書いていたものは紙媒体の記事形式でしたが、 ずっと書いていると、「徳江だから大丈夫」という 人名への信頼感に繋がっていき、そのうちに中身を読まなくても、 私が紹介しているだけで買ってくださるようになったんですね。 徳江ブランドとでもいうのでしょうか。 そうやって、人名がブランドのように信用されると、 消費者も細かいトレーサビリティーを必要としなくてもよくなる。 しかし、そういった情報を宣伝するとなると、 紙面は印刷代などいろいろとお金もかかる反面、 ITはプライベートな情報までもが直でできる。 それも低コストで、情報も消費者と直にやりとりができるのが大きな特徴ですよね。 だから、最近になってどんどんといろんな販売の仕方が出てきています。 つづく☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 4, 2005 11:37:04 AM
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