花とねことカービング

夕方、カートを押しながら庭先の歩道を歩く初老のご婦人がいます。
なぜ覚えているかというと（あまり人のことは覚えられない私）、歩きながら「かわいいね。かわいいな。みーちゃん。みーちゃん。」といいながら通るのです。
最初はお孫さんでも道の先にいて一緒に散歩しているのかと思いましたが、そのような気配もない。
独り言をいいながら毎日歩いているのかな～と覚えていたのです。

昨日、パソコンをしている足元でネコが外を見ていたらしいのですが。（全く気がつかなかった）
我が家のレースカーテンはネコが外を見るので、床より１０センチ短いかなり寸足らず。
また、「みーちゃん。みーちゃん。」と声がします。
見れば、いつも素通りだったのに、フェンス越しにこちらを向いていっているのです。

あら？これはひょっとして？
窓を開けると、偵察にいくねこ。
以前散歩中に娘さんがネコを見かけて家で話をしたそうで、「この前はこうしていた。その前は。」とやけに詳しいのです。
いつのまにか「みーちゃん」になっていた（笑）ちっともサービス精神のかけらもないうちのネコ。
呼ばれても近寄るでなし・・・・わざわざ庭を見に散歩コースを延ばしている様子に、夫とふたり「ねこばか友だね」と納得してしまいました。