次世代動力燃料について思ふ。

最近は話題のテンションが少々低いように思える「エコカー」今までに「水素」「エタノール」「電池」といろんな試みがなされている。

バカドジが注目している順番は電池→エタノール→水素の順番である。この順位はやはり「問題性」の話の含有率による個人的な見解であります、が、全てにおいてけっして否定しているわけではない。現状におけるガソリン・ディーゼルエンジンに比べればはるかに「大気汚染率は低い」からである。注目度の低いものから簡単に書いてみましょう。ふふふ。

水素燃料エンジン、たしかに汚染率は高くはない。しかし今回述べる中では多くの問題を抱えるトップランナー。現在の開発状況だとランニングコストのことを考えると結構怖いし、某所で質問したらなんだか壊れたらえらく高くつきそうな説明をされてしまった。（笑）マツダがロータリーでやってますね。

「ＲＸ－８液体水素ロータリー車」

なんとガスと水素切り替えできます。

さて次は「酒パワー」、し、失礼、アルコールエンジン。現在発表になっているトウモロコシなどから取れるバイオエタノール使用のエリーゼ「２６５Ｅ」や最近サーブがコンセプトで発表している「エアロＸ」聞いているとドキドキしますが、どこで燃料補給するか？など考えているとなんだかピンとこない。もちろん酒でいいわけはなく「バイオエタノールＥ８５」というアルコール８５％プラスガソリン１５％の代物です。（飲用をさけるためだとか、なんだかバカみたい。笑）ですからただ混ぜるだけではだめなのよ。てなわけ。でもけっこうな音だして走るんですよ。２６５Ｅ。

「ＥＸＩＧＥ　２６５Ｅ」

低温度での引火のためにエンジン温度が上がりにくい排ガスもクリーン

で、私が一番興味を抱いている電池だが最近の電気自動車は「リチウムイオンバッテリー」を使用し耐久性・高効率を実現しておりこれまでのバッテリーに比べると相当なランニング（１０年１０万キロと今はうたわれている）を期待できるものとなっている。（某ａｐｐｌｅの初期型ｉｐ○ｄの電池ランニングは最低だが...。もう買わんぞ！！）実際今ではＥＶカートなども結構なスピードを出せる上に長時間の運用テストまでクリアしている。

そんな中でも昨年のデビューの面白い車が一台ある。これ、なんとりっぱな電気自動車なのですよ。

「テスラ・ロードスター」

テスラモータース

http://www.teslamotors.com/index.php?js_enabled=1

2シーターのオープントップの後輪駆動車です。相当かっこいいでしょ。

大きさはＬ3946×Ｗ1873×Ｈ1127、大体、最近発表になっているロータス「ヨーロッパＳ」と変わらぬ大きさである。（実はメインフレームはロータスエリーゼとのウワサ、部品も結構使われております。これじゃヨーロッパＳとかわらんわ。笑）

さて、驚きなのはやはりそのパフォーマンス。パワーユニットは248馬力を発揮し、車両重量は約2500ポンド（約1125kg）となっています。０-１００km加速４秒弱と公式発表しています。まるでフェラーリかポルシェみたいな加速データ！！（先日紹介した、どこぞの軽量マシンと同じ…。ぐは！！）なんとミッションは２速？なんだそりゃ？？ですが実は電気モーターという代物、低回転から最大トルクを引き出すことができるのでわざわざ低いギアを用意する必要がないのである。動力的にロスを引き起こすトランスミッションを廃した「ギアレス・ダイレクト」と考えれば相当ゾクゾクしませんか？（あぶねえか？）さて気になる航続距離は1回の充電で２５０マイル（約４００km）走行可能となっており最短の充電時間は３．５時間でのチャージが可能となっております。このパッケージングであれば十分といえば十分ですね。

「充電コネクター部」

差し込むとあかりがあやしい色に変わります。（笑） 

オール電化のおうちだったらお得な「夜間電力」契約でいつも満タンなのですね。こりゃお得といわずなんというのでしょう。すごーい。このレポートを書いているうちにますます欲しくなってきましたね。価格は１０００万前後となっております。ロータス・ヨーロッパＳが７００万前後ですから３００万の差です。しかし高級スポーツカーを購入し湯水のようにガソリン代・オイル代を費やし養っていくことを考えればこんなお買い得な車ないと思います。今年中に宝くじ当たらないかしら？

以上のことなどから（笑）将来的には私が思うに「電気自動車」が最有力では？と思っています。（リサイクル面では問題視される所もないわけではないが・・・。）でも怖いのはこのパフォーマンスで「静かな」事。日本みたいな道路事情じゃぁ人身事故がやたらに増えそうだとはおもいませんか？