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2010年10月28日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
前日のいい天気とはうってかわって、2日目は雨でした。

雨のSVSもやっぱり魅力的な場所です。

さて、今日からいよいよレクチャーが始まります。

今日の午前はアートのスタッフであるジョーンとマークからスタッフのあり方についてお話がありました。

マークが1968年にこのスクールにやってきたとき、最初の友人になってくれたのが、ジョーンでした。

ジョーンは開校当初からいるスタッフでいつもアートルームにいます。

マークは卒業後にミュージシャンとして世界的に有名なグループとともにツアーをしたり、
一流ホテルでのシェフの経験もあります。
15年前にスタッフとしてSVSに戻ってきました。

マークいわく、ジョーンはアートルームで、
すばらしい風景の絵を書く子も、
家が燃えているすんごい絵をかく子も、
動物がしゃべる漫画を描いている子も、
わけ隔てなく、リスペクト(尊重)してきました。

尊重されて育った子は自己肯定感が養われます。
自信をもちます。
ありのままの自分を生きていくことができます。

ジョーンは、自分はファシリテーターだといっていました。
生徒が必要としない限り、スタッフは必要とされまさん
じっと見守ります。

信頼(トラスト)ともいっていました。
こどもを信頼する。
いまはできなくても、この子ならきっとできる。
すべての子をひたすら信頼します。
そうして子どもたちと信頼関係を育てていきます。

マークは生粋のアーティストです。
人だけではなく、使う道具もリスペクトしています。
自分の音楽道具はいつも大事に手入れして、決して勝手に触らせません。

アートはこのようなスクールでは本当に大事だといっていました。
ここでは、野球やフットボールのチームを作るのは難しいけど、
アートはどんな小さなスクールだってやることはできます。

ちゃんとしたピアノとステレオシステムを置いたほうがいいことをお勧めしていました。
ピアノはバイオリンなどとちがい、指でポン押せばちゃんと音がでるし、
本物の音楽と接するのはいい経験です。

ジョーンはひたすら見守る姿勢ですが、
マークは結構、スクールでやりたいことをいっぱいやっています。
在校生の兄貴的存在です。
自分を生きる手本となっています。

今日も昼も彼が監督となって映画の撮影をしていました。
小さい子達もおもしろがって撮影に参加していました。
彼はスプラッターが大好きで、最後のシーンはけっこう衝撃的でした。
(ハロウィーンと関係があるのかな?!)

ダニエルにジョーンとマークのあり方の違いを聞いたら、
帰ってきた答えは、
「十人十色さ。」
人間はみんな違うので、生徒に必要とされる人材は残るし、必要とされない人材は選挙で選ばれません。

夕方はマイケルからJC(司法委員会)のレクチャーがありました。
わたしは時差ぼけでウトウトしてしまいました。
しっかりとシェアしてもらいたい方は、他の参加者の人に聞いてください。
湘南にはまだJCはありません。
このシステムはアメリカの司法制度文化からうまれた、サドベリーバレー独自のシステムです。
湘南でも、必要であれば必要なシステムが作り上げられていくでしょう。

夕食はいつもティーンネイジャーたちがおしゃべりしているソーイングルームと呼ばれる部屋で、
行われました。
ここでは、ダニエルの話が印象深かったです。
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サドベリーバレーは1968年にできたが、
次のスクールが現れたのは1991年。
サドベリーバレーは世界でたった、1校、孤独に23年間もこの場所を守り続けてきました。

いまでは、全世界に40校ほどスクールがありますが、
彼らは他のスクールとお互い密に連携をとって、いまはまだめずらしいこの場所の存続の為に、
ちからをあわせてやってきました。

1991年に奇妙な日本人の児島一裕さんがきて、それから奇妙な日本人たちを連れてくるようになりました。(笑)
そして、今、日本各地でスクールがスタートして、地球の反対側であるここまで、やってきてくれました。
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僕の師匠でもある、奇妙な日本人(笑)のうーたん(児島一裕さん)はあらためてすごい人だと思いました。

かれの姿勢をみならい、自分を生きて、次なる時代を作り上げていこうとお思います。

それは自分を尊重して、他の人も、命も、草木や石ころまでも尊重する世界です。

それはジョンレノンのIMAGINEのような世界です。

いま、僕のまわりではそのような活動をしている人がいっぱいいます。

そして、きっと世界はそうなるでしょう。





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最終更新日  2010年10月28日 19時51分40秒
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