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どうしても終戦記念日前に観たかったので、映画館行きました。
映画館に着くと、私を除き年配の方ばかり・・・やっぱりねー。けど、まぁ落ち着いて観られました。 1番最近だと小泉元首相の参拝への賛否で、当時大きなニュースになったことは記憶に新しいかと思います。 中国や韓国、台湾の人々が遺憾を表し、その他の国々も日本を、小泉元首相を批判し「参拝」を外交カードとして使ったり。 けど、靖国問題とは?靖国神社とは? この映画はドキュメンタリーで、終戦記念日である8月15日の靖国神社の様子が映し出されています。「映画」という前提で行けば、靖国について知識がないと眠たくなるかもしれません。例えるなら、ニュースで8月15日の靖国の様子を特集でやったとします。解説なし、テロップもなしで、TVであれば編集してマズめの部分は映さないようなところも、思い切り右翼らしき人も、そのままという感じです。 ・8/15の様子がメインであり、毎日が映画のような光景があるわけではない ・政教分離 ― 靖国神社は宗教法人であり、一国の首相が参拝することが違憲。従って、供物料などを公金から支出することも違反。戦後、「参拝の際に公用車、公費を支出しない、公職者が同行しない、内閣総理大臣の肩書き付きで参拝しない」と「公的参拝」を主張し参拝した首相もいれば、神道の形式を取らなければ宗教活動に当たらないという見解で花料を公費から支出、内閣総理大臣の肩書きで参拝し訴訟となった例もあり、その後首相が参拝することが激減していた中、小泉元首相が「公約に基づき私人として内閣総理大臣の肩書きで実行する、心の問題」として参拝を決行。 ・誰が祀られているか ― 幕末以降天皇のために命を捧げたとされる約246万人。創建時の定義は「戦時、事変において公務殉職した軍人・軍属およびこれにずる者」だが、ひめゆり部隊など戦闘地域で戦没した民間人、戦死した時点では日本人だったという靖国神社の見解で台湾や朝鮮の人々、東條英機など東京裁判などで形式だけの裁判で一方的に戦犯となった人々。 ・合祀と分祀 - 日本・台湾・朝鮮の遺族が靖国からの分祀の嘆願、または遺族がA級戦犯を分祀の嘆願を取り下げるなどの問題。「1度合祀した御霊は分けられない。コップの水を水槽に注いだ後、同じ水をコップに戻せない」という理屈と同じ。また分祀とはコピーのようなものでろうそくの火を別のろうそくに灯しても、元のろうそくの火は消えないのと同じで、御霊が元の神社からいなくなるわけではない」というのが、靖国神社の見解。 この映画を観たいけども、または観たけどわからなかかったという方がいれば是非参考にして頂ければ。 映画『靖国』の予告 http://jp.youtube.com/watch?v=cF3fEeo-25c&feature=related 感想ですが、個人的には興味深かったです。 TVのニュースなどでは編集されそうなところも見られたし、靖国問題を本で読んでも実際に行ったことがないので、映像がかなり助けになりました。また実際の出来事ベースの再現モノでもないので、緊迫感があったかなと。 それから、小泉元首相ですが公約通り云々という「パフォーマンス」的になってしまったから、個人の心の問題よりも、戦争の肯定として、大きく批判された部分があったかなとも思いました。心の問題ならば、「パフォーマンス」的に公約にしなくても良かったのに。また「公約通り参拝する!」と感情むき出しの物言いも、敏感になっている人々の感情を逆撫でしたとも思う。きちんと「2度と繰り返してはいけない」想いをもっと前面に出せなかったのかなと。けど、コソコソと参拝しても総理大臣という肩書きがある当時ならば、それもそれで批判されたのだろうとは思いました。けど、違憲だとか立場的な問題がなければ、個人的には参拝自体には賛成ですが。 映画の中盤かそれ以降に、強烈な語り口の年配の方が「今の若いものは大和魂がない!!!」とおっしゃるシーンがありました。確かに戦後生まれの私たちはそうかもしれません。が・・・これ以上書くと私個人の意見ですが議論になりそうなので、やめます。 が、もし私が参拝に行くとすれば、戦争の意味を肯定するその死そのものに敬意を表すのではなく、生まれてしまった時代が戦時下であり、戦後を生きる自分が思う自由の幸福とはかけ離れた、不条理にも死を余儀なくされた人々の魂を弔いたい、そして2度と同じ過ちを繰り返さないことに微力ながらに誓いたいです。 今回もまたもや面白おかしいトピックとはかけ離れた日記で、すみません!!!!! オリンピックが始まっていますが、本当に今回は自分の中で盛り上がっていないのに驚きです。。。サッカーは応援してますが、前回、前々回のような想いがなくって。うーん、これはユーロ効果ですね見事に。あのユーロの後では、あれ以上心を動かされる何かがないとダメかもしれない。しかも、サッカー以外のスポーツではサッカー以上の感情が持てなくなったのかもしれないです。 と、言いながら、あと10日ほどでA代表マッチを観に行きますが~笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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