行政書士になりたい理由
ある予備校の特待生試験のために書いた作文です。社会の高度化による権利関係の複雑化と同時進行してきたコミュニティ喪失により「相談」する相手をも喪失した地域社会。コミュニティにかわって特定目的のアソシエーションの発展が必要とされている。行政書士は、さまざまな許認可業務を媒介項として社会の要請にコミットしうる存在だろう。「街の法律家」に必要な職能は何か?組織の生成、維持、発展のための権利関係の移動であろうと思う。こうした役割には地域住民からのある種,「親近感」と言うべきものも必要になってくるだろう。行政書士は誰の見方か?受注した仕事を通じて何を生み出すのか?例えば社会のグローバル化はますます進む。他国籍をもった人々の流入はさけられない。外国人の定住が街になにをもたらすのか?そのことによって社会に何が必要となるのか?これらの社会の変化がさけられないなものであるならば行政書士は受注による仕事だけをまっていてはだめなのではないだろうかとも思う。社会に対して様々な提案をしていく作業も必要となってくると思う。こうした作業は「自由」であることがむしろメリットとして作用する可能性が高い。社会は行政書士を必要としている。社会から必要される職能とは未来の地域社会に対して発展的は提案のできる行政書士だろうと思うし、そうした行政書士に私はなりたいと思う。