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愛すべき道具達・・・。

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2012年02月09日
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カテゴリ:愛すべき others
リサイクルショップ.jpg

前編の記事では、儲かっていないリサイクルショップの共通点を記載しましたが、今回は

儲かっている(繁盛している)リサイクルショップの特徴と条件

を述べようと思います。簡単に言えば、昨日の悪い箇所の反対を行えばいいのですが、箇条書きでいきます。


1.買い取り額で本気を出す!嘘をつかない!

安く仕入れる事が、売り上げを伸ばす最善の方法ではないと思います。最初に商品を売りにきてくれる
お客さんは、この店がどれだけ高く買ってくれるのか、様子を伺いにきているのです。ここで
売り手にとって、納得いく値段が出せれば、そのお客さんはその後、店にとって非常にあり難い
客になるのは間違いないでしょう。もちろん、売り上げがなければ店の存続は危ぶまれますが
ウチの店が他店よりも、1円でも高く買ってやるという位の意気込みを出してほしいですね。
その熱意はきっと、お客に伝わりますし、無駄に終わるようなことはないと思います。


2.とにかく商品の回転を早くする!

正直、1ヵ月後に来店して、商品がほとんど動いていなかった場合、良い商品がなかなか入って
こない店なんだなと勝手に推測してしまいます。良い店というか、繁盛している店は、値段が安いのは
もちろんの事、回転率が非常に早い。安く買い取りをしても、売られている価格も安ければ
売り手も納得しますし、固定客も掴めます。リサイクルショップって活気が本当に重要で
今日行けば、新しい商品、お得な商品があるかもしれない!と期待をさせるというのも一つの
戦略ではないでしょうか?昔のリサイクルショップのイメージと言えば、おじさんが営む骨董屋の
延長線上のようなイメージでしたが、今は違います。売れ筋も、なかなか動かない商品も、お得だと
思わせる価格で、どんどん回転させる事が、繁盛店の共通点だと思います。


3.相場感をつける!

時代遅れの販売価格のモノが一つでもあると、たったそれだけで購入を躊躇しかねません。
特に一世風靡したブランドの洋服を、当時の最高に高かった時期の価格で販売している場合が
ありますが、あまりにナンセンスですよね。5年前に買い取った金額に基づいて、価格設定して
いるのかもしれませんが、その失敗をお客に押し付けてもしょうがありません。下手に店全体の
価格が高いように思われる位なら、赤字覚悟でも安く売り払うべきです。ブランドは旬があり
旬を過ぎれば、モノにもよりますが、大抵は値段が大幅に下がるものです。流行からはずれ、
人気がなくなったモノに、高額な値札がついていたら、店自体の評価も低くなってしまうのは
必然的ですよね。今回も、図式?で説明しますが


オープン
(開店時は商品集めの為に、少しだけ割高で買い取り。よって品揃え多数)

真新しいのと、品揃えがいいので売れる

落ち着かず、開店時同様に買い続ける

最初に売った人達が、第二弾、第三弾とお店に売りに来る

売れ行きが安定する

開店時同様に買い続ける

回転が速く、活気がある店という印象がお客に残る



リサイクルショップは、落ち着いたら負けだと思います。


昔のように、10円で買い取ったモノが1000円で売れるまで、一年・二年と待ち続け、売り上げを
作る商売では、もう勝ち目はありません。リサイクル業界に今、求められているのは

安く買って高く売るという、従来のシステムの打破

ではないでしょうか?薄利多売に向かない業種である事はわかりますが、消費者が賢くなった
以上、求められるのは良いモノをより安くの流れです。10円で買い取って5.600円で売るような
システムは、これだけの情報社会であれば、信頼を失うスピードを加速させるだけだと思います。

現在、ブランドやその他の洋服を混合して売っていたリサイクルショップの中から、良いブランドだけ
人気のあるブランドだけを集めて、以前のリサイクルショップに対抗するような店が増えてきました。
ブランドと言っても、ヴィトンやグッチなどの質屋が好んで買い取るような商品ではなく、ダウン
ジャケットや2.3万円のバッグなどを、若者を中心に販売する業者で、現在、非常に人気があります。

しかし、この一皮むけた商売が行き着く先は、また同じ所なのでは?と思っています。良い在庫を
集めるのには、買取額も重要ですが、運も重要です。ですので、回転率で利ざやをとっていくのは
非常に難しいのですが、ある程度、同じ媒体の店が出揃った時、さて、次のアクションはどうなる
のでしょうか?ネットで販売するという90年代にはなかった取引方法がすでに確立している
昨今、次の一手がどのような形になるのか、非常に注目したいと思います。


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最終更新日  2013年10月26日 14時37分29秒
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