数年前に『人間の移動形態を変える革命的な製品』と絶賛されたセグウェイ（Segway）に乗った
のですが、あの機械が自動で倒れないようにしてくれるシステムを、最後まで信じる事が出来ず
怖いまま終了した事を覚えています。倒れないように制御するジャイロが搭載されているとのこと
ですが、生まれもって身につけた感覚を覆すのは容易ではありません。しかし、一輪車なら、意識的
に倒れるモノだと、脳が理解している為、違和感なく乗れるのでは？と製作者は考えたのか、
今回紹介するのは、三号機にして、ほぼ完璧に近い仕上がりに到達したフォーカス・デザイン社の

SBU V3 （Self Balancing Unicycle）

です。進化の過程画像がありますが



かなり洗練されたというか、スッキリした印象がありますね。このSBU V3 を手がけた
Focus Designs社のウェブサイトによると、最高時速は15mph（24km/hr）で、100ｍを15秒
で走る位の速さになります。動画にてデザイン、速さをご覧下さい。


（画像クリック（YOUTUBEロゴ付近）で大きな画面でご覧頂けます）

過去のSBU動画


（画像クリック（YOUTUBEロゴ付近）で大きな画面でご覧頂けます）



最初は補助輪を付けて、徐々に慣らしていくという配慮があるのが嬉しいですね。これなら
ある程度体が覚えてくれるので、不安なまま信じて運転するのではなく、自分が運転しているような
感覚になるので、乗りこなせるのではないでしょうか？重さは約15kgで、1回の充電で約12kg走行可能。
お値段は1795ドル。日本円で15万円ほどになります。おそらく、日本にも上陸するとは思いますが

公道では走れません

という最悪のパータンになる確率、非常に高いでしょうね。公道で走れないと全くもって意味がない
と思います。5.60km出る自転車はOKで、24kmしか出ない電動一輪車がダメという感覚がわかりません
が、漠然と危ないといった認識で、捉えているのだと思います。その認識が打破されない以上
日本での電動自転車や、ジャイロを使用した乗り物は、いつまで経っても実用化されずに、ただの
オモチャとして終わっていくような気がします。毎回、斬新な乗り物が、海外で発売されるたびに
『公道では走れません』で尻つぼむ、この残念な感覚。そろそろ本気で対応してほしいですね。


　　　　
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