愛すべき道具達・・・。

昨日、映画『レ・ミゼラブル』（2012年）のアメリカ版ブルーレイ/DVDが、先駆けて発売されたようでして、
一刻も早く日本での販売を決定して欲しいのですが、現在の所、まだ発売予定等は決まっていないようで、
まだまだ未定という状態が続くそうです。まぁ、映画館でも上映している場所がある以上、DVD化は出来ない
というのは理解出来るのですが、あの感動を自宅でも味わいたいと切に願うのは僕だけじゃないと思います。

さて、今回は『レ・ミゼラブル』に完全にハマってしまった男の戯言を書いていこうと思うのですが、最初に
断っておきたいのは、映画のレ・ミゼラブルに出会うまで、本家のミュージカルなど見た事がなく、完全に
ニワカであるという点。ですので、『最近知ったくせに』『ニワカ乙』というのを理解した上で閲覧願います。



チケットを1枚紛失しましたが、現在までに4回映画館に行きました。おそらく半径200km以内で、4回も見に
行った人は僕だけではないでしょうか？過去に同じ映画を2回見たのは、途中で寝てしまい、あらすじが全く
わからなくなったタイタニックのみ。それ以外で同じ映画を4回見るという狂気じみた行動に出てしまったのは、
映像もさることながら、その音楽に魅了されてしまったのが大きな理由かもしれません。1月に初めて見た際、
嫁と一緒だったのですが、アン・ハサウェイ 『夢やぶれて』で当然のように号泣。そして、エポニーヌが
熱唱する『On My Own』で感極まり、ジャン・ヴァルジャンが天に召されるシーンで嗚咽。エンドロールが
流れても、席から立つ事が出来ず、嫁と目も合わせられないという状況。この時に切に思ったのが

誰にも干渉されずに、思いっきり泣きたい

という、全く経験のない初めての感覚でして、嫁に隠れて行ったのが2月7日。一度見た映画なのに
あのワクワク感は、今思えば異常でした。で、当然のように号泣するわけですが、今度は前回の
泣き所に加え、『ジャン・ヴァルジャン頑張れ！』とか、エポニーヌが出てきただけで、後の不運を
想像してしまい”泣く”という状況。涙腺が壊れたと言っても過言ではない状況でエンドロール突入。
2時間30分近くある映画なのに、アッという間に時が過ぎる感覚に驚き、帰宅早々に楽天市場に来店。



即、購入したのが『レ・ミゼラブル　サウンドトラック』になります。先程も述べましたが、映像もさること
ながら、やはりミュージカル。音楽が抜群に良い。いや、良すぎるのです。最初はやはり『夢やぶれて』
『オン・マイ・オウン』を何度も繰り返し聴くのですが、『ABCカフェ/赤と黒』『一日の終わり 』に移行し
結局、王道の『ワン・デイ・モア 』『民衆の歌』にたどり着くんです。で、車の中で何度も聴いていると
沸々と湧き出る『今一度、音楽を理解した上で見てみたい』という感覚。ですので、一週間後に劇場へ。

するとどうでしょう・・・

今度は前回、涙腺神経に全く反応がなかった”神父さんの寛大さ”に号泣。更に一人残されたマリウスの
気持ちに触れ・・・涙。横に座っていた、ど派手なカラータイツを履いた10代のネーチャンと一緒に激しく
泣くという結果に。この頃には『泣ける映画』という感覚ではなく、『よし！今日は泣くぞ！』という感覚
で映画館に向かっていました。また、家に帰れば、レ・ミゼラブル関連のニュースを読み、制作秘話
やキャストのコメントなどを見ていたのですが、皆、『ミュージカルを見ていて憧れていた』という事
でしたので、今一度、楽天市場に来店。レビュー・感想が素晴らしく、購入者が大絶賛していた



「レ・ミゼラブル」25周年記念コンサート

を購入。『ミュージカルってつまらない』というタモリの発言を真に受けて育っていた世代だけに、この迫力、
キャストの歌唱力、圧倒される演技、完全に虜に。若干、映画とは情景が前後するのですが、全く問題なし。
音楽DVDとしても価値ある逸品だと思います。で、当然のように何度も見直していたのですが、そうなると・・・

四回目の劇場へ

という流れに。ミュージカルDVDを購入するなんて夢にも思っていませんでしたが、サントラでさえ、購入
したのは人生史上2回目で、一度目は中学生時代に購入したインディージョーンズのサントラ。しかし過去
に購入したCDアルバムの中で最も聴いているアルバムだと思います。その昔、母親が同じ映画を三回見た
という話をしていた時『なんと暇な人だろう』と幼心に思いましたが、まさかその記録を更新するとは夢にも
思いませんでした。また、まさか2013年に、人生史上、最も感銘を受けた作品に出会うとは想像もして
いませんでしたが、何から何まで自分自身にとって史上初だらけのこの映画。ついでに発売前に
『レ・ミゼラブル』ブルーレイ/DVDの注文予約もさせて頂きたいと思います。これだけ熱く語ってしまったの
で、またもあの感覚が再浮上してきております。これは5回目突入も近いうちにもあるかもしれませんね。


　　　　
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