愛すべき道具達・・・。

『今日の晩御飯はアオリイカの刺身にしようか・・・』


そう言って家を出発し、確実に2.3杯釣って帰っていたあの頃が、かなり過去のような気がするのですが、
ここ数年のアオリイカの釣れないっぷりには気が滅入ってしまいます。今更、乱獲がどうのこうの言っても
仕方ないのですが、アオリイカよりも圧倒的に釣り人が多く、朝から晩まで海中に漂うエギ（疑似餌）を
見ているアオリイカも、そりゃ騙されないワケで、地合待ち、回遊待ちに願いを込めてひたすらシャクルのは
本当に修行そのものです。またいつ到来するかわからない地合を待つ熱意が保てない昨今、なかなか釣果に
恵まれないのですが、昨日は釣りというよりも、友人の釣行にチャチャを入れる為に出陣。友人の横で竿を
出すわけでもなく、世間話に花を咲かせていたのですが、50mほど横にいたおじさんがモンゴウイカをGET
したので、とりあえずやってみるかと竿を出し、20回ほどキャストした頃でしょうか。竿先に違和感発生。

カリカリ

とアオリイカが餌木を噛んでいるようなアタリ。すかさずアワせたのですが、針掛りすることなく、

『あれ？今のアタリじゃなかったのかな？』

と、おもむろにエギを回収しようかと思った瞬間、海中に見える自分のエギの後ろからもの凄い勢いで
アオリイカ来襲。スイッチが入っている状態なので、なんなく針掛りに持ち込み、今年初のアオリイカ



1.8kg

をゲットしました！前なら

『クソ～2kgないじゃん！次こそは！！！』

と思う所ですが、

『いや～有難い！釣れてくれて感謝！』

とサイズ云々より、姿を見せてくれた事に本当に感謝でして、エギングに対して昔のような熱意は
ありませんが、食べたいという熱意が昔以上にある為、今年もどうにか高級アオリイカを堪能できて
良かったと安堵の気持ちで一杯です。なお、想像以上に厳しいエギング釣行ですが、墨跡がある
防波堤や漁港では、釣れる可能性が十分にありますので、一度トライしてみてはいかがでしょうか？


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