愛すべき道具達・・・。

｢ピンポーン～　すいません！ハロウィンですけど！｣

『はぁぁぁぁあ！？』

これは昨日の17時25分に起きた、紛れもなく事実なやりとりでして人生史上初”となりの晩御飯”を彷彿と
させるハロウィンの一部始終を書きたいと思います。ちなみに昨日は、息子が掃除中に、女の子の振り回した
雑巾が目に入ったとの事で、急遽、学校から電話。『すぐに病院で見てもらって下さい』という一報を受け、病院
から家に戻っておりました。幸い息子の目は雑巾で”サッー”となっている傷が数箇所あるとの事でしたが、2.3日
で治るとの事で一安心。前回はコけて眉間に木の枝が刺さったり、鬼ごっこの最中に激しく転倒し、手がパンパン
になって帰ってくるなど、彼はどれだけアグレッシブルな生活を送っているのか理解に苦しみますが、まぁ、大事に
至らなかったので良しとしましょう。さて、そんな息子と二人でテレビを見ていたのですが、ハロウィンは突如として
やってきたのです。もちろん、街一色がハロウィンの雰囲気なんて事もなく、ただの10月31日だったのですが・・・・

ピンポーン！

モニターに映るのは三人の女の子。おそらく小学校5～6年生といったところでしょうか。珍しいというか
ありえない訪問者に、息子の怪我を心配して、学校が送った刺客の類かな？と思い、モニター越しに返答。

『は～い』


｢すいません！ハロウィンですけど！｣


『はぁぁぁぁあ！？』


｢今日はハロウィンです！｣

『は！？』




｢ほら！お菓子的な・・・｣


『え！？』


｢今日はハロウィンです！｣


ここでやっと、ハロウィンって奴は、子どもたちが魔女やお化けに仮装し、近くの家々を訪れてお菓子を貰った
りする風習などがあるという事を思い出したのですが、今の今まで、ハロウィンの”ハの字”も感じなったこの
空気感。ムードも糞も全くないこの”強制ハロウィン”に困惑しまくっていると、イヤホン越しから更なる声が。


｢お菓子くれるんですか？くれないんですか？｣


『えっ！？』


｢今日はハロウィンです！｣


『だっ、だよね』


｢お菓子です。お・か・し｣


『ちょっ、突然言われても・・・ないかもしれんよ・・・』



｢えっえぇええぇぇえ！？ハロウィンですよ｣





モニター越しに映る女の子三人の姿は、まさに上の画像のような感じで、どうにかJリーグチップスを2つ見つけ
手渡しましたが、あと30秒遅くお菓子を渡していたら、ドアを蹴破られていたのでは？と思うほど危機迫る表情を
していました。なお、息子に、あのハロウィン盗賊団は知り合いか？と聞くと、『学校で見た事はあるけど知らん』
という返答。これは完全に新手の盗賊です。ハロウィン＝新しいモノ好きのコスプレ集団というイメージしかありま
せんでしたが、今後、必ずまた、味をしめた盗賊はやってくるでしょう。あまりにも唐突にハロウィン事故に巻き
込まれましたが、来年の10月31日は大量のお菓子を用意して、返り討ちに合わせてやりたいと思います。


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