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カテゴリ:愛すべき芸術作品
アルツハイマーとは アルツハイマー病とは、記憶力・判断能力・思考の過程に生じた問題によって、人が働いたり 社会生活や家族に参加することが困難となる病気です。現在の時点ではアルツハイマー病に対 する治療法はありませんが、徘徊や失禁といったいくつかの症状を軽減することは可能です。 痴呆の中でも1/3(日本)がアルツハイマー病と診断されており、現在、迅速な治療法の開発を待ち望んで いるというのが、今の所の現状なのですが、今回、アルツハイマーがどれほど辛い病気なのかというのを視覚的 に捉える事ができる”ある作品”を紹介したいと思います。その作品の作者はウィリアム・ウテルモーレン氏。 この一枚の絵。これはウィリアム・ウテルモーレン氏の自画像なのですが、彼は、1995年にアルツハイマーと 診断されると、病症が進行していく過程を痛々しいまで赤裸々に表現しました。診断された翌年の作品がコチラ。 診断されて1年程(1996年作)なので、タッチは少し違うものの、よく特徴を捉えている感じがします。 (ちなみにこの時点で、自分の名前がすでに書けないという症状に至っていたとのこと) 1997年作の自画像。バランスが崩れ始め、抽象絵画一歩手前といった感じに変化。 1998年になると、更に漠然とした印象になり 1999年には、もはや自画像なのか、なんなのかわかりません。 2000年の作品 神経学者曰く、アルツハイマー病は脳内の右側頭葉に障害を起こし、空間認識能力を妨げるため、 何かを頭の中で想像して、それをキャンバスに描くことが出来なくなるらしく、特に絵の場合 絵画は抽象的になり、画像はぼやけ、曖昧になる。時々、美しく微妙な色使いになることもある とのこと。 正直、アルツハイマー病に対し『大変なんだろうな』というイメージで、特に本人よりも家族に対しての同情感 の方が、上回っていましたが、こうやって視覚的にアルツハイマー病の深刻さを見ると、改めてこの病気の辛さ、 特に患者の精神的な辛さに気付かされたような気がしました。なお、皮肉な事に、彼の芸術活動はこの作品に よって世に知られるという経緯を辿ったのですが、この作品が、アルツハイマー病を患った家族を理解する為の 架け橋的な存在になるような気がするので、これからも彼の作品が世界中に拡散される事を願いたいですね! 関連記事 新進気鋭のアート作品!? Chris Buzelli の作品が斬新で面白い!! 【ブログランキング参加中】 ↑↑↑ ↑↑↑ 別々のランキングですので、1クリックずつポチっていただけると嬉しいです。
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最終更新日
2014年08月11日 10時31分02秒
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