おばあちゃーん!!
このおばあちゃんの名前は Mrs Little John。お客さんの名前は敬意を示してか苗字で呼ぶ。おばあちゃんなのだが、名前がジョン。ジョンといえば普通は男の名前で、違和感あり。ちょっと犬顔の彼女のため、犬を呼んでる感じもあり申わけない。最近このおばあちゃんボケ始めてしまった。今日も、お金を取ってくると言い中に入り、財布の中のお札をすべて抜きさり、小銭の入ったビンももって玄関へ。1、2、3・・・・と札束を数え、小銭も適当(?)に数え、私に差し出す。当惑した私はとりあえず、「これいくらあるの?」と質問。また、数え始める。。。。。たまらず、「おばあちゃんの芝は$20だから、それ($20札)一枚でいいから」すごくびっくりして「Are you sure ? (本当に?)」とおばあちゃん。全部で$200くらいあっただろうか??こっちがびっくりする。3年半前から刈ってる芝で、ずーと$20。ちょっと心配になってくる。もう一人のおばあちゃんはほとんど目が見えない。今日もお医者さんに行くといってお金を払って出かけていった。そしていつも言ってくれるのが、「You did a good Job ! (いい仕事したわね!)」けど、おばあちゃん目みえないじゃーん。ちょっと複雑。。。。耳が遠いおばあちゃんもいる。芝刈り人はお客さんの家につくと挨拶もなく刈り始める。芝刈り機の音がうるさいため、だれでも来た事がわかるため・・・か?まあ、毎度のことだから誰も大した事とは思ってくれない。(ちょっと淋しい)そのおばあちゃん、仕事が終わりノックしてもまず出てこない。家の周りを歩き、おばあちゃんを見つけたら必至に手を振る。気づいてくれると玄関まで来てくれ、いつものことだが、決まって「いつ来たの?」と聞く。かれこれ40分くらいかけて刈ってたんだけど。。。。とほほ。芝刈りの音が聞こえないとなると相当やばいじょ。なにはともあれ、チェック(小切手)を書いてくれる。先日は$3,000のチェックを書いてくれた。おばあちゃん点抜けてるよ。。。。$30.00ね。40分で22万5千円稼げたらこの仕事やめられない。このおばあちゃんにはこれから会えなくなる。息子さんたちの家に引っ越すみたい。実際問題、それがいい。。。部屋が5つもある一等地の物件だが、彼女には広すぎる。1億円の家におばあちゃん一人。金のあるところにはあるもんだ。。。P.Sニュージーランドでは芝刈り機の音だけが録音されたCDがあるらしい。祖国を懐かしむために海外に出て行く人が持っていくとか行かないとか??