Moon Phases

某外国の人にプロポーズされ、彼の国や宗教になじむことが出来るか
この結婚に踏み込むことができるかという例があります。
この人のチャートを見るとノード軸への木星のスクエアがあって、テールには
水星の合です。宗教についての関心は彼女にはあるけれど、まだ改宗する
ほどには至っていません。
でも、気になるテールでの水星と冥王星の合は、普通人が自分の見解を
信じるあまり人の話を聞かないという可能性があります。
それとヘッド軸に対する木星のスクエアは、自分の置かれた状況や社会環境
の中の宗教観の矛盾にいずれ遭遇することを暗示しています。

彼女の非常に強い天秤座金星はさらにカーディナル0度にあって、さらに
強められている、それが海王星とのタイトなスクエアです。
この理想的な幻想的な愛が、いずれ現実にぶつかって辛いものになるかも
しれませんが、それを補う火星・土星様相の堅実な良いものも見られます。

ここの問題はまず、彼女は改宗するかどうかということです。
彼女が改宗を自分で納得いくなら、それイコール結婚するということなので
私が話せることは多くはないでしょう。
チャートに現れていることは、改宗がテーマの一つになっていることと、
テールの意味は彼女が生まれた家からの独立が出来るかどうかも示して
います。このテールがどのハウスに入るかがやはりポイントになるでしょう。

でも人はどんな100パーセント理想的な結婚相手でなくても、愛のためには
踏み込む勇気を持つ時が来るのですから、その機会が来たこの女性の決断を
見守っていきたいと私は思っています。

それにしても、多くの女性がこの20代の金星期といわれる時期の異性との
出会いを無駄にしてしまっているか。青い鳥を求めて渡り歩いて、真実の愛が
すぐそこにあるのに気付かなかった人も多いかもしれません。