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カテゴリ:考え事
スタンダード
日本の占星術は少ない情報から、多くの人が想像と妄想で理屈付けしてるだけみたい。 多くの雑談の中からどれだけの真実が見つかるのか?。。と考えている私は型やぶりな 考え方してるだろうなぁ。 占星学を学ぶのにまず一般的な解釈を学ぶ必要がありますが、講習の講師が自分色 に変えてしまったものを教えてもらっては混乱があるだけだから、まず講師がどのような メソッドを使用しているかを見極めるのは大切ですね。私が受けたコースは基本に忠実 にスタンダードな解釈をしていましたが、ただじっと聞いているだけだったので、一時間で いくら出すほど知識を得られたのかは疑問でした。質問が出来たのも、最後に話のスキを 見て突如さしはさんだという感じで、自分の考えに対するフィードバックが多く期待できる ものでもないし、Onewayのコミュニケーション方向しかないのは学ぶ上で足かせに 感じます。 ある占星家が言うには、講習を開く占星家はコースの3分の1くらい(だったかな)の 受講生は離れていくらしいです。それが通常のことで、知識を出し惜しみしないで質問 に答えるくらいの気持ちがないと、受講生は敏感に感じて離れていきます。確かに私も 金儲け、受講料目当てのように型どおりの話を聞くだけの講習は、経営が大変なんだな とか、教えることに情熱はないなとそれだけを感じで、例え素晴らしい知識を持った先生 でも、高いお金を払って受けたくないと思いましたもの。まあ講師の信者になるつもりは ないのでこれで良いかなとは思いますが、こうして人は離れていきますよね。 日本で多くの人が学んでいるのは、双子座的な学習であって、射手座的な高等教育 のレベルにいけないのは残念なことです。これはごくごく一部の英語が達者な人だけが 知ることが出来る世界ですけど、日本で本になったものを見ると皆日本で受けいられ やすいスピリチュアル系の知識で混ぜてしまうことが多くて、また自分流の解釈や色を つけたものにしてしまうことが多いのです。 海外文献に忠実に教え、自分色に変えていないのは、今のところ私の知る限りでは 日本では二人だけかな。 海外のように自分の意見を堂々と言えて、反論でも何でもありで反応しあえるくらいの 学習者の層が厚いのはうらやましい限りです。日本で自分と同じような方向で学んだり 解釈を取り入れたり、興味が同じで意見交換できる人を探すのは、まず不可能です。 皆なぜか教科書からよりも、自分の信じる考えに固執する傾向があって、そういう意味 で日本で占星学を学ぶのは孤独との戦いのような気がします。また、英語は論理語と 言われるように、理論的に表現しやすい言語であるのに反して、日本語自体すべてに 曖昧な表現で良しとしているところがあって、占星学には口語レベルからまず向かない ですものね。 以外にというか全く知られていないことがあるのですが、西洋の思想には、多分キリスト教 の影響があるのか詳しい理由は分かりませんが、基本的に個性を尊重するようなもの ではないと思われます。社会や人の意識には細々としたルールが人の中に存在していて、 そのルールに従うよう努力しない人間には、社会からのはみ出しクラスの人間とレッテルを つけられます。 それは特に子供に対して厳しく型どおりにしつける傾向があって、親はどのような態度を とらなければいけないかという、細かな決まりごとがあるのが西洋の社会です。日本に比べて 異常なまでに型にはめて、理想は何かと考える傾向があると思います。親が間違った教育 をすれば、社会は親の権利も取り上げるでしょう。またある社会場面ごとで使うことばや 礼儀もきっちりと決まっています。日本なら人情がからんだり、他の家の教育方針には干渉 しないっていうのが普通だから、これも個性尊重の精神からくるのでしょうね。 子供の教育の場では、この親の精神がはっきりと出るので、例えば今どきの日本人の 幼稚園児は、西洋の幼稚園に入るとまず落ち着きがない、じっとしていられない、先生の 言うことをフォローできないということがはっきりと解ります。親が個性を大切と思ったあげく 野生児のように自由奔放になって、我慢や教師を尊敬したりが出来なくなってきてる。 決めてあるからはみ出そう、個性を出したいという人間が出てくるのが西洋の傾向で、初め から個性を個性のまま認めるのが仏教徒である日本人との違いです。日本人は西洋の ように個性がないと思われがちですが、実はそうではないのです。 話を占星学に戻して、同じように西洋にはしっかりとしたスタンダードな解釈や理論体系、 占星学を学問として位置づける大学まであるのですから、その一般知識をまずすべて マスターするべきなのが占星家のはずですが、日本では先に述べたように個性重視の国 ですから、それが理論的に間違っていそうでも、スピリチュアルといううやむやな海王星的な 要素を入れたオリジナルな魅力的に見えるものを提唱できた人だけが、日本では人気の 占星術家となれる傾向があります。 ここで知るべきことは、日本人は流行りものに敏感な民族であるってこと。流行りものは いつかは人が飽きてしまうものだから、新鮮な情報が出てくれば魅力に感じて人は別の ものに引き付けられるということ。だから、たけのこのようにいろいろな占星術が出てきています。 カルマ占いだ、ミッドポイント占いだ、ハーモニック占いだ、古くからサビアンとかもあったけど、 これらは現代占星術で使う一技法を誇大宣伝しただけで、通常いくつかの技法を併用 して読むものなのに、一技法だけを過大妄想的に解釈して使うのはやっぱりただの占いで しかないのです。 それでもそれが良いと思う人が出てくれば、それでいいんじゃないかと思うこともありますが、 それではいつまでたっても西洋占星術は、娯楽占いと同等の扱いを受け続けることになり ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.25 03:38:06
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