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カテゴリ:考え事
先人たちが残してくれたデータで検証したいと思います。 死を予想するという西洋社会ではタブー視されていることは、世界中のアストロロジャーたちの研究場面では制限はないはずです。私自身についても死期はいくつか候補を出してありますし、予想はたぶん死ぬまで終わらないと思います。占星術とはつまり人生観が普通ではなくなるということを感じます。 あるアストロロジャーが残してくれたデータから、死期の予想についてチャートを見ていきたいと思います。この方は、Richard Houckさん。インド占星術を取り入れて死について書かれた占星術書籍があります。ご自分の死を2031年と予測し、実際には2001年に不治の病で亡くなりました。 伝統的占星術やインド占星術では細かく決められたルールがあって、水星に土星が効いているか、山羊座(蟹座)強調、権威志向のアストロロジャーには好まれる方向なのではと思います。特徴として非常に細かいルールがありますし、そのルール通りに導けば正解にたどり着くのでしょうが、時にそのルールが具体例そのものであるならルールとして機能していないことがあるように思います。 今回彼の亡くなった日のチャートと病気になった時期のチャートを二つじっくりと検証してみました。ネイタルチャートのどこにどう絡んでいたかを別々に調べました。始めに私が注目したポイントは病気になった時期のチャートで当たっていました。死のチャートは典型的なもので、どの惑星がどのオーブで引き金になるかのルールを私なりに得ました。 載せた彼のネイタルチャートの印象は強い様相の少ないあまりぱっとしないものです。デトリメントの月と水星と土星。ぱっと見で少なくて2つは健康問題の暗示があるし、決定的な弱点ポイントが数か所あるのが分かります。ここに外惑星が一気に悪様相を作れば出来事は起きうるであろうというチャートです。ですのでこのポイントがどのタイミングで刺激されるかを見ました。病気になった時のチャートは正にこのポイントがこれでもかと引き金となっています。 病気になった時期では、まず4月に肝臓がんが転移していたと発表しています。この時期をよく検証したら、4月5日~10日。あるいは4月2日頃から検査やら診断、あるいはご本人にとって決定的に感じる何かがあったように示されています。実際にその前から身体の変調はあったでしょうから、その時期はさかのぼって1月末からすでに出来事は起こり始めていると示されています。世紀末当時のトランジットを覚えているでしょうか? グランドクロスが話題になっていた時期、出生のフィックスドクロスの状態によってはもろに影響を受けてしまうこと。多くの人がこの時期に厳しい思いをしたのではと推測します。私ももろにこの影響を受けました。 次は死の日のチャートです。ご家族発表の時間と公式とは違うので、時間はあまり信用しないで大きいところを見てみました。時計の針がこの日を待っていたようなチャートです。運命に導かれるようにその日、力が消耗していってゆっくりと命の火を消していったと示されていました。 ****************************** 次に予想チャートを見てみます。アストロロジャーである彼が予想、希望したご自身の死の日のチャートを目の前にして特殊な気分にあります。これは彼が望んだ余興だったのかもしれないし、真剣に取り組んだ結果かもしれません。さて見てみますが見ながら書きます。 一見すると月を含むカイトなので安らかな大往生、それにTスクエアもあり、典型的な突然性もありそうで、太陽/天王星で心臓の突然の病で亡くなるという予想にも見えますが、何か安易に決めたような感じに見えます。いくつかの特徴は運命的な出来事としてインパクトのある様相もありますが。。。老後に心臓発作で大往生。彼は水サインのうお座水星トライン蠍座木星のネイタルをお持ちなのでドラマ的になるのですね。ハウスとルーラーシップも考えられている。特に天王星と土星の合が6室入りした部分は安易かなという感じはします。 チャートの全体像としては良く考えられているけれど、人が死を迎える時のチャートって、これはきついなと思わずにはいられない一点強烈な象徴が目を引くトランジットが多いと思います。ネイタルに厳しい健康問題があるならそこに目を向けるはず。この予想チャートでは引き金が全くはっきりとしていない。彼の社会的地位や関係、コミュニケーションが完全に破壊されるであろうようにも読めますが、80を過ぎればもうその段階は過ぎてしまって、この時期の指標ではない。老後の人生は別物になってる時期です。このチャートは安らかな死と突然の死の両方の意味があってぼやけています。 太陽/天王星で心臓病で亡くなると彼は事前予測したのですが、よく考えても分かるように、これは毎年1回必ず来る日でもあります。彼のネイタルに心臓病の典型的な特徴は見られないです。もし6室の天王星が健康の害を示すとすれば、日常のすべての行動や健康法でさえ人とは違った方法であったり落ち着かない神経質なもの、それが少しずつ健康を損なうことにはなるのかもしれません。この天王星や他の指標が健康面でヒントがある場合には。そして確かにネイタルにそれはありました。発病の時にそれがはっきりと証明されています。そしてその後に続く詳細に意味ある通過。 彼の最期は、突然の不治の病で急速に悪化して発病から2年で54歳で亡くなりました。 ****************************** これは考え事としての記録になります。
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Last updated
2020.10.12 16:54:20
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