▲森内名人を破り、笑みを見せる羽生新名人 in 山形県天童市。(08.06.17.20:50ごろ)
羽生「永世名人」誕生 将棋の第66期名人戦を制したのは、
羽生二冠だった~~
(その1)より。(続き)
Q.「名人戦は出るのも大変」
とのことですが、3年ぶりのこの名人戦は、
「チャンスだ!!」
という気持ちはありましたか??
もちろん名人戦に出るからには、
そういうつもり (チャンスという気持ち) もありましたし、
名人戦という舞台にふさわしい将棋を指したいという気持ちもありました。
Q.永世名人を意識したのはいつですか?
第4局が終わって、あと一勝になって。
それまでは、そういったことはあまり考えずに指していたんですけど、
今日の将棋に関しては、あまりそういうことを考え過ぎては、
きっと良くないだろうと思っていたので、
思い切って積極的に行けたらいいな ということも合わせて感じていました。
Q.夕食休憩中何を考えていましたか?
局面のことを考えてました。
実戦の展開を考えて 8五桂と跳ばれてどうするかと、
そういったことを考えていました。
ちょっと良いような気はしたんですけど、
手堅く行って逃げ切れるリードではないと思っていましたので、
どこかで踏み込まないといけないだろうなと思いながら、
休憩を過ごしていました。
←記者会見をする羽生新名人 in 天童市。
Q.幼い頃からのライバルであった森内九段とのこの名人戦に
テーマとか感慨深いといったことはありましたか?
1局1局が重いというか、なかなか簡単には行かないな、
という感じは毎局・毎シリーズあります。
自分自身も根競(こんくら)べのようなものに負けないように
指していました。
第1局のときは、私から行って悪くなってしまったので、
最後の最後まで集中を切らさないで大事に指すという事が、
森内さんと指すときの大きなテーマかなと 思っています。
初めての名人戦のときはそういったこともありましたが、
何回もシリーズや対局を行っているので、
小学生時代からということよりも 前の対局より密度の濃いものを
ということを気にしてやっています。
これから先もこういう対局を続けていければと思っています。
Q.今後の目標については、どうですか??
ここで一息つきたいところですけど、
直近に次の対局が迫っていますから、今日は今日として、
非常に嬉しいというか ホッとした という気持ちもありますけど、
次からの対局に全力を尽くして行きたいと思います。
Q.歴代の名人に十九世として名を連ねたことについては??
自分自身も頑張って昔の先輩たちに少しでも追いついて行けるように、
という気持ちはありますけど、いまいちピンと来ないというのが、
今の正直な実感です。
Q.永世名人の資格争いで森内九段に先を越されましたが、
今期にかける思いは何か、ありましたか?
『順位戦に落ちると大変!』 なので、
もちろん、常に一生懸命やっていましたし、
挑戦者になって七番勝負に出てたとして、
来年も挑戦者になれるという保障は全くありませんので、
今回のチャンスを生かしたいという気持ちはありました。
それまでのことはどういう形であれ、
結果は結果なので、自分の実力だと思っています。
Q.永世称号が6つ目になったことについては??
(大山十五世名人、中原十六世名人を抜いて)
単純に比較は出来ないですけど、
そういう記録が出来たということは誇らしく思います。
Q.相性の良い棋戦と悪い棋戦があるように思えますが、
自身ではどう感じていますか?
相性の良い悪いというよりも、
『名人戦は簡単じゃない』 というのを感じる場面が多かった、
ということはあります。
自分自身の中では相性が悪いという感じはないですが、
簡単にはいかないな という感じはすごくあります。
Q.永世名人を獲得するまでには、長い道のりでしたが・・・??
棋士は長くやって行けるものなので、
深く気にしないという言い方も変ですが、
その瞬間・瞬間の次を目指して行きたい。
ある意味、マラソンみたいなもので、
途中で走るのをやめるというのではなく、『ずっと走り続ける』という姿勢が
大事なのかなと 最近は 思います。
Q.永世7冠については??
目指せるように頑張ります。
内藤國雄著 屋敷伸之著 真田圭一著 北島忠雄著
【参考】
(1)一昨年「流行語」となった「メタボリックシンドローム」って何?
「健康一番」→「健康チェック」を!
~現代人が抱える病気や健康に関する最新お役立ち情報が
てんこ盛り。
~ちょっと太めが危険信号。
(2)新緑の候にウグイスの声。
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