モーツァルト 「熱狂の日」
御存知のとおり今年はモーツァルトの生誕250年。節目の年に自分が生きていられたのは幸せなことだと思っている。なにやら楽しそうな催しがいろいろあるみたいでウキウキしている。ということで今年はモーツァルトを聴きこんでみようかなと思っている。まず手始めに聴いたのが、プロジェット・アヴァンティ(Progetto Avanti)というスウェーデンのギターデュオが演奏する「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。クラシックファンに限らず、誰でも知っているこの弦楽合奏の名曲を、なんとクラシックギター2本で演奏している。ノーマルな演奏に飽きたときにちょっと聴いてみると新しい発見があるかも。興味がある方には私のCDお貸ししますよ。ゴールデンウイークには東京国際フォーラムで、「熱狂の日」と題されたモーツァルトの音楽祭が開催される。これは何と言っても値段が安いのがいい。ひとつのコンサートが45分で、クラシックとしては破格の1,500~3,000円なのが嬉しい。私は5/6(土)の村治佳織(ギター)と井上道義の指揮のオケをハシゴしようかと思っている。村治は「モーツァルトの『魔笛』の主題による変奏曲」という曲を演奏する。これはフェルナンド・ソルというスペインのギタリスト兼作曲家の作品で、クラシックギターをやっている人たちにとっては古典の名曲。私も練習したが、一つ目のバリエーションでくじけてしまった思い出の曲だ。井上は「ピアノ協奏曲第21番」を演奏する。(ピアノソロはB・ベレゾフスキー)この曲は私が高校生のとき、初めてレコードから聴いたモーツァルトの作品。2楽章の美しい旋律は、映画「みじかくも美しく燃え」で御存知の方も多いと思う。さて、皆様はどんなモーツァルトイヤーを楽しみますか?