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カテゴリ:お気に入りの本
古い本なんだけど、西原理恵子「鳥頭紀行ジャングル編」を買った。
元ダンナのカモちゃんと結婚するきっかけになったアマゾン釣り旅行 なのに、なぜか読んでなかった。 しかもこの本、やじうまプラスのコメンテーターしてる勝谷雅彦さん と共著(写真と文)なのが驚き。 勝谷さんてブログ見てもイマイチ理解できないところがある人だけど けっこう口が達者なだけのお馬鹿さんキャラかも(笑) で、マンガのコマの中に写真もいっぱいあるので西原さんのかわいい 姿がいっぱい。麦藁帽、タオル、くわえ煙草で釣りしてる姿なんか、 迫力あるし。 カモちゃんと結婚したのを知って読んでいるからかもしれないけど、 彼をネタにしてる部分に「愛」を感じちゃうんです。 子育て中から離婚までの間に描かれた「ばらっちからカモメール」に しても、廃人一直線のカモちゃんの生態ネタは決して突き放しては いないし。 彼女の生い立ちっていうか、ダメな人達に囲まれて育ってきた環境から ダメな人を憎めないんだろうな、ていう。 私が西原さんを知ったのは「ちくろ幼稚園」が連載(スピリッツ?)さ れてる時だから、かなり前だけど「ちくろ」の次に「ぼくんち」「まあ じゃんほうろうき」「たぬきランド」そして「おもしろくても理科」と、 このへんから「挿絵:西原理恵子」となっているのばかりを読んでいた ので、割と最近の泣ける、と言われる作品はまだ読んでません。 NHKの朝ドラにも起用?れるくらいだから、泣ける作品がよほど売れて るんだろうな。 たくさんの人と共著があるけど、お気に入りはゲッツ板谷の「怪人紀行」 シリーズ。ゲッツさんは他のマンガでは「金角」と呼ばれている人。 彼女の作品は下品なものからほろっと泣かせるものまで幅広いけど、どれも 面白い。たとえ偽善でも、作品として良いならOKだよね。 自分の人生を切り取って作品に仕上げてるってとこだけとれば、内田春菊さ んとかなかにし礼さんもそうだけど、壮絶な人生に負けない個性とバイタリ ティがすごいね。西原さんの場合は自分から壮絶な環境に飛び込んで行って るけど。 麻雀その他バクチ。そしてカモちゃんとの結婚。 離婚は当然だとも思うけど、カモちゃんがちゃんと立ち直るかなあ。 女は強いから(特に西原さんは)全然平気だと思うけど。 身近に離婚した男の人がいるんだけど、この前酔っ払って、元妻に幸せにな って欲しいって、しみじみ語ってたの。未練たらたらで。早くいい人と結婚 して欲しいって。 でもね、その元妻はその時すでに入籍&妊娠してたの。 私はあとから知ったので、その場で気まずい思いはしなくて済んだのだけど。 彼は離婚後荒れて、立ち直るのに1年近くかかったのに元妻は2年弱で再婚。 今時点で彼が事実を知ったかどうか不明。。。 女も男も弱い人はいるけど、底力は女の方があるかも。 西原さんのマンガに出てくる男も、見かけ突っ張ってても本当に強い人は そんなにいない。女は何かを失っても、立ち直りが早い。 私の勝手な思い込みかもしれないけど、男性は理屈とか主義にとらわれ すぎてそこからはじき出される矛盾に厳しい傾向があるよね。 法律とか集団の規律みたいなものは男性が作ってきたのも、そういうのが向 いてるんだろうね。 女性はどちらかというと感情で動くから、矛盾もいっぱい出てくる。 理論的根拠じゃなく、好きなものを正しいとするから危険なことも多いけど。 (例:4好きおばさま) 本当は男性もそんなに厳しい人ばっかりじゃないから、脱落する人がいっぱ い出てきちゃうし、自分達で作った決まりを破って犯罪者になってる。 毎日たくさんのブログを見ていて、新聞記事や有名人の発言などに激しく突 っ込みを入れていたり、こだわりが強い人の多くが男性だということに最近 気づいて、ちょっと驚いたのでこんなことを書いてしまいました。 ただ読んでても男性か女性かわからない人もいっぱいいるから、だんだん 変わってきてるんだなって思う。 あと、これも偏見かもしれませんが男性は20代で特に矛盾に厳しく、30 代は割と柔軟になり、40代以上の人はだんだん変わり者になっていくとい う傾向(?)も発見しました。もちろんブログ上で、ということですが。 女性の場合は年齢というより人生経験(仕事、家庭、子の年齢など)によっ て考え方が似てくるなあ、と。 だから、経験豊富な方の言葉はとても参考になります。 話が大きくそれましたが、西原さんの作品が好きなのでまた違う作品を 読んだら書こうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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