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先日の駒大苫小牧高校の暴力問題エントリに関して、ご意見をいただき
改めて考えてみました。 ただ、結論など出るはずも無く疑問ばかりが次々と。。。 まず、もし問題発覚直後に学校側が適切な対応を取っていれば どうなっていたのか? この場合、学校側が高野連に報告し、指導者の処分(謹慎など)が 下される、という流れになるのでしょうか。 それがどのくらいの時間を要するのかわかりませんが。 とにかく、大会中に処分が決定しなかったとしてもマスコミに取り 上げられれば、最初の暴行が6月という大会前に行われていたことを 理由に出場そのものについても取りざたされ、選手達も大きく動揺し、 優勝はなかったかもしれません。 学校側が事件の正確な内容把握よりも、その後の混乱を予想して 真っ先に隠蔽を考えたことが想像できます。 ただ、最初に疑問に感じたのは、顎が外れるほどの暴力の直後には 何も無く、スリッパで殴られたので、しかも大会期間中に抗議したと いう親の行動です。 私の割り切れない思いはここから来ていると思うのです。 なぜ6月の事件直後ではなく、大会期間中の発覚だったのか。 たしかにスリッパで叩く、しかもその理由に納得がいかない、という のもあったかもしれませんが、被害者の生徒本人ではなく親からの 申し出というのがなんらかの目的があったと考えてしまいます。 行過ぎた指導で怪我をさせるほどの暴力行為があったこと自体は、 非難されて当然です。 またどんな理由があれ、報告義務があるのに報告せず被害の程度も被害者 の主張よりも軽く発表するなど、駒大苫小牧高校の対応は傷を広げて いるだけだと思います。 生徒の今後の試合出場に影響が出ないように、という配慮や野球部長に 対する配慮もあるのかもしれませんが、冷静な判断をして欲しい。 そもそも、指導者が体罰(暴力)を行う状況を許しているような学校が 甲子園に出場すること自体が問題だ、という指摘もあると思います。 注目が集まり、お金が動く。 だからこそ、名門校は指導に熱が入り過ぎ、生徒同士の関係にもひずみ が出てくる。そしてますます隠蔽しなければという意識も強くなる。 私立高校は特に学校の評判に直結するのでその度合いが増す。 高校野球って、純粋な気持ちでプレーする球児たちとそれを応援する ファンのものというのは幻想なのですね。 毎年テレビで高校野球を見ても地元北海道の高校が日程の後半まで 勝ち残ることはほとんどなく、優勝が決まる頃には甲子園のことなど 忘れてしまうほど特に関心を持たなかった私でも 2年連続の苫駒優勝でこんなに変わってしまいました(笑) 感情に流されて冷静になれない北海道民と言われてしまえばそれまで ですが、年中グラウンドが使える地域のチームとやって勝てるわけがない、 と言われてきた北海道のチームが優勝したことは、本当に特別の感慨が あるわけで。 それにしても、真相は明らかになるのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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