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養老孟司先生の新刊
「超バカの壁」 さすがー!って感じでした。 どれもこれも、納得ができるんです。 最近起きてる事件とか、いろんな問題について書いてあるのだけど 触れられていない問題(個人的な悩みとか)についても、 当てはめて考えられるような本質的な解説をしてくれています。 ベストセラー「バカの壁」を読んだ時もすごいと思ったけど、 やっぱり養老先生はすごいです。 読む前にちょっと気になっていた点がありまして、 それは養老先生が憲法9条改正に反対していることでした。 この人はいわゆる「サヨク」とは別次元にいる人だと思っていたので。 で、その答えも本の中にありました。 要約すると、自衛隊の存在や活動に対しては反対な訳ではなく これから一層広がるかもしれないその活動範囲に対しても、 必要であればその度に議論することが大事なのだ、と。 改正して、自衛隊の活動を「何でもOK」と議論をせずに容認して しまうことに反対なのだ、と。 まあ、そういう考えは戦争を実体験していない人達には少し足りない かもしれないので、覚えておいた方がいいのかな、と思いました。 改正=戦争をする国になる、という論理の人とは全然違う見方でした。 中国、朝鮮半島についても彼なりの考え方が書いてありました。 面白かったのは、「彼らは大日本帝国になりたいのだ」という話。 かつての強かった日本を、彼らは理想としている。 でも、格下の日本の後追いをするのは納得がいかない。 という相反する意識から「反日」ということになる、と。 あー、こういう考え方もありかも、と思いました。 まあ、他にも様様な問題に対して「養老節」が炸裂してます。 こういう本は話題が旬の時に読まないとね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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