Brilliant＊note

台風は大丈夫でしたか？
満月に台風に日本はいろんなエネルギーに満ちてるね。
そして見事なまでの今日の午後の晴れ。
扉をあけたらものすごい風で、風と共にウチのマンションの中まで
近所のキンモクセイの香りが入って来てびっくり。
だけどむちゃくちゃラッキーだなって感じでした。

ここまで香りが登って来るってことは、近所のまわりはきっと
キンモクセイの香りで満ちているんだろうな。
私は仕事でカンヅメなので数日出ていません～～。

☆　☆　☆　☆　☆

昨日はマチネーで劇団☆新感線の「蛮幽鬼」を見に行って来たよ。
相変わらず救われないハナシだ（＾＾；）
わかってるのだ。
あのINOUE KABUKIはしまいにゃ、ほぼ全員死亡するってことは。
でもあの佇まいとか舞台装置の展開のすごさとか衣装の素敵さとか、
いろいろみたいとこがあって行くのだが．．．

やっぱシンドイねっ（＾＾；；；；）

新感線の持ち味の「笑い」がないとゼツボー的すぎるので
笑い部分を探しまくり。

やっぱ、じゅんさんのコール＆レスポンスがいっちゃん暖まったねー☆
「これは任意じゃあありませんから！！
むしろ強制ッ！！（くわっと目を見開く）」
もちろん積極的に参加。
でもあんま回りは参加してなくて・・・大人ってやーねぇー（爆）
こういうのは参加することに意義があるっ。

じゅん「なんぼの～っ」
客「もんじゃいー！！」
じゅん「2階っ！声出てないっ」
客「・・・・＾＾；」いや最後にはちゃんと出来たよっ。


そうそうそう、客演に上川隆也さん、稲森いずみさん、早乙女太一くん、
そして堺雅人さんでした。
稲森さんと太一くんは初見でした。
上川さんはあっぱれな堂々とした佇まいでカッコいいんだよね。
本当に舞台映えのする人だな、と。

太一くんは初めから素敵な舞いを踊ってて「うわ」と思ったら
いろいろ衣装替えして、殺陣がむちゃくちゃきれい。
戦うというより舞い、でしたねアレは。あれでまだ10代だっけ？
おそるべしです。。。

太一くんも美しかったのですが、稲森さんが登場したら
「あー、天女様はこっちだったわ」
と、思いましたです（＾＾）
けっこうドスきいた声も出せるんですね。。。すごいね。

そして意外な役柄だった堺さん．．．いやでもキモなんでしょうね。
あの微笑みとあの役柄のギャップ。
私、堺さんは舞台では三度目なんだけど、
初めてあの微笑みを全面に押し出した感じをみたんじゃないかな。

それにしても今回は客演の役者のバランスは、もひとつ、って感じだけど
劇団員がなかなかキャラ立ちしてたと思う。

新橋演舞場はやはりいいです。
花道もあって、舞台に動きもでるので。

演出の井上さんはきっと「恨んだり憎しみの連鎖は戦いをうむだけだ」といいたいのでしょう。
結局、積年の恨みを果たすことだけが生き甲斐になった土門（上川さん）は
恨みを果たしてもまるっきり気は晴れず、そのまま苦しみにいつづけただけ。
自分がそこから離れない限り、なにも変わらないのだ。

最後の「ここはまだ監獄島だ・・・」と半ば狂ったような感じになるのが象徴的。
自分の思いが土門をまだ監獄につながれたままにしているのだと。


うーーーーーん。どこまでも救われないよぉ～（涙）
でもま、お芝居だからと気をとりなおしてみました。