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テーマ:バンドマンの語り場(1286)
カテゴリ:音よもやま。
アイスキャンディーの棒をたくさん地面に刺し、それを観客に見立てて歌う練習をした彼。
幼少の当時から、すでにショーという概念が彼にはありました。 ベリー・ゴーディーがモータウンを設立するずっと前に、彼は黒人アーティストの権利保護を標榜して、サーレコード(SAR RECORDS)というレーベルを立ち上げました。 公民権運動が燃え上がる前の、人種差別が当たり前とされた時代に、黒人の権利を獲得するのは、並大抵の事ではなかったと思います。 ボビー・ウォマック、ヴァレンチノス、ジョニー・テイラー、若きビリー・プレストンなどがこのレーベルに録音を残しています。 1964年の今日、12月11日。 彼はロスでモーテルの管理人に射殺された、とされていますが、身元確認に行った親族の話では、あきらかに複数によるリンチの跡があった、凄惨な遺体だったそう。 影響を受けたミュージシャンは数えきれず、今もその歌声は瑞々しく、聞くものを魅了して止みません。 もし彼がいなければ、今の音楽シーンは違ったものになっていたかも知れません。 彼の名はサム・クック。 彼の歌に出会っていなければ、僕は歌い続けていなかったでしょう。 亡くなって46年も経つのに、未だに彼の歌に、楽曲に触れられる場面は少なくありません。 本当にありがとう、サム。 感謝と、尊敬と、愛を込めて。 'That's Heaven To Me'(Demo Version) http://www.youtube.com/watch?v=5oIpasPApco 'Nobody Knows The Trouble I've Seen' http://www.youtube.com/watch?v=rQzlzH5wymc 'A Change Is Gonna Come' http://www.youtube.com/watch?v=SQU4torUz-Q お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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