GROOVY-BLOG

２００５年１０月１日公開
原作・藤沢周平
監督・黒土三男
出演・市川染五郎／木村佳乃／緒形拳／原田美枝子／今田耕司／ふかわりょう／石田卓也／佐津川愛美ほか


みなさん、まずは、下の２つのＨＰを見てくれないか？

ひとつめは、http://www.semishigure.jp/
１．「映画情報・解説」
２・「予告」
３・「レビュー」の３つを、必ず見てほしい。

そして、http://www.semishigure.jp/html/intro01.htmlにある、黒土監督の想いを。。。


さて、あなたはどう思っただろうか。

僕は、初日に観に行くことを決めた。
黒土三男という男が１５年かけて完成したこの映画を。
場所は六本木ヒルズ。前日にＨＰからシート予約をして、準備万端である。

鑑賞中、僕は特別な想いを映画から感じた。
鑑賞後、どうしても忘れられない台詞が、心に残った。
この映画は、ここでゆうやが感想を公開するなんて、なんだかおこがましい気がするので、パスワードを知らないと見れない「非公開日記」に書いてみた。
「蝉しぐれ」を観たヒトには、教えてあげます。連絡くださいね。


最後に、黒土監督が公開直前に綴ったメッセージをここに書きます。
みんなも、なにか感じ取ってほしいです。


～１５年かかりました。言葉もありません。蝉が、やっと鳴くのです。いのちの限りを尽くして鳴き、ほんの束の間のいのちを閉じるように、映画もまた限られた上映の期間中、いのちの限り皆さんに見ていただきたくて鳴きます。
　僕は、いま幸せです。この映画を完成させることが出来て、誰よりも幸運だと感謝する思いです。実は、いのちを懸けました。はじめて、それが出来ました。もう、なんの悔いもありません。
　生きることが辛くて、耐えることを知らなくて、世の中に希望を持てなくてひとり悩むしかない若い君たちに、僕はこの映画を誰より観て欲しい。偽善だらけの世の中に、本気で、いのちを懸けて作った映画があることを知って欲しい。人間も捨てたものじゃないことを、いちどでいいから本気で知って欲しいいんだ。～