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3月末とは言え、まだまだ、日本の真冬を想わせるドイツで50kgほどの大荷物をぶら下げて、ヨーロッパの古いレストランや飲み屋が立ち並ぶ、デュッセルドルフ旧市街の一角にあるホテルにチェック・インしたのは土曜日のまだ夜が明けだしたばかりの頃でした。
少し休んで、右も左もわかりませんが取りあえず生活に必要なものを買わなければならないので街へでて雑貨屋を探しました。ところが、アーケード街はことの外静まり返り、立ち並ぶ店々のドアはことごとく閉ざされています。取りあえず、空腹を癒そうとブルスト(フランクフルト・ソーセージ)屋の焼きたてのフランクフルト・ソーセージを頬張りながら少し街を散策し、ホテルに戻りました。その夜は泥のように寝むりました。 日曜日は買い物に行こうと思っていたので早起きしていそいそと出かけました。ところが、アーケード街は昨日よりも静まり返り、店々のドアはやはり堅く閉ざされています。後で知ったことですが、ドイツでは店で働く人々が他の人々と同様に休みを取ることができるように、商店の閉店時間は土曜日が午後2時まで、日曜日は完全閉店制だったのです。 続) 『医歯薬出版株式会社/月刊「歯科技工」/「あの頃より、、、」引用』 ●霧にむせぶ Neue Schwanstein Schloss 下 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 1, 2005 09:16:07 PM
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