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Jun 6, 2005
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前歯部インプラントに関しては、骨の量、歯茎の厚みなどから、インプラントの植立位置、機能と審美を兼ね備えることが非常に、難しいものであったが、近年、適確な診断とその計算により、天然歯にも負けない審美性を備えた『人工の歯』の製作が可能となってきていることは「PART1」において、紹介しましたが、次の症例のように簡単にはいかないものも少なくありません。

BEFOER_MARLYBRI

1. 症例の概要:

●患者さんは以前、装着した接着ブリッジが脱離したため再び固定式の補綴治療を希望し来院される。

●診断用にワックスアップ(ワックスで仮に形態を作ってみること)を行うことによって分かること。

・右上中切歯のスペースと左上中切歯の歯冠幅径の不一致
・右上中切歯部歯槽堤の幅の不足
・中切歯の歯の軸が外に傾斜している

2. 治療計画:

●治療計画のオプションとして、、、

・欠損部スペースの改善をせず、反対側の歯牙よりも広い幅の歯冠を可及的に対称に製作する。
・隣在歯の歯冠形態を修正し、スペースを調整することにより上部構造の形態を理想的に近づける。

以上の2つが考えられるが患者さんとの協議の結果、「下」のプランで治療を進めることになった。

CERAMIC LAMINATE05

●歯槽骨の診査により、以下の事を行った(写真上)。

・ 右上中切歯に4.0×15.0mmOsseotite Implant(3i System)の埋入
・ 埋入と同時のGBR(骨再生療法)
・ 右上側切歯と左上中切歯にラミネートベニアの装着
・ プロセラアバットメント(セラミックアバットメント)の製作

">●「QDT」別冊インプラント上部構造の現在PART4―クラウン・ブリッジ・タイプを中心に―『リカバリーに成功した前歯単独欠損症例 石川知弘/望月一彦/高林寿美江/大畠一成』より引用

 ★『症例担当、写真提供:静岡県浜松市の石川歯科医院 石川知弘先生/望月一彦先生です。』

◎『歯科インプラント治療についての情報サイト』はこちらから→気になる医学@歯科インプラント



 つづく






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Last updated  Jun 7, 2005 05:07:05 PM
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