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Jun 30, 2006
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 松下電工、大阪大学の開発による最新、最強の歯科用ジルコニア/アルミナ複合型セラミックス材料『ナノジルコニア』がチューリッヒ大学の理工学試験を通過し、ヨーロッパにおける『CE』マークを取得した。これにより、小社「デンタル・ラボア・グロース」のドイツ姉妹提携ラボである「DENTHETICK LINGWEILER」での臨床試験が開始されることになった。

*双方向ナノ複合型組織の概念図:

ナノジルコニア組織概念図

 ジルコニア粒の中にはナノサイズの酸化アルミナ粒子が、さらに酸化アルミナ粒の中にはナノサイズのジルコニア粒子が取り込まれ複合化している。通常の粒界では不純物が混入されやすく、強度を低下させる原因となっていまうが、この材料の特性の1つでもある『サブ粒界』では不純物がなく粒界が極めて強くなる。

これによって、この新材料は下記に示す様に信じられないほどの「高い曲げ強さ」と超硬合金にも勝る極めて「強固な破壊靭性値」を有するものとなった。

*『ナノジルコニア』の曲げ強さと破壊靭性値:

ナノジルコニア強度01

我が国では、開発者である松下電工「名和博士」と鹿児島大学大学院「伴教授」との共同研究により、歯科用オールセラミックス・コアー用セラミックスとしての実用化を図っている。

◎つづく






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Last updated  Jun 30, 2006 03:10:12 PM
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