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Jul 7, 2006
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*これまでは(株)パナソニックの最新の高強度セラミックスコアー材『ナノジルコニア』の物理学的特性と(株)松風社の新素材ジルコニア専用掏材『ヴィンテージZR』との手技的コンビネーションを説いて来ました。

◎そこで、もう一つ『ナノジルコニア』の光学的性質について、実験を試みました。
『ナノジルコニア・フレーム』を異なる厚みで、それぞれ異なる支台状況下でどのような色調変化が現れるかを確かめました。

結果として、0.5~0.4~0.3mmまで如何なる条件下においても,色調変化が現れませんでした。
つぎに、その例として、0.3mmの『ナノジルコニア・フレーム』を示します。

◎松風社の「ダイカラー・チェッカー」を応用し、それぞれ「No.1 (明るい支台)」,「No.7 (暗い支台)」,「No.7+メタルカラー (メタル支台築造想定)」の3支台を製作する。
支台のキャラクター比較

◎各3支台上に『0.3mmの厚みのナノジルコニア・フレーム』を装着したものが下図のものです。
 (左上はフレームのみのものです。)
ナノジルコニアキャップ_0.3mm素

*色調的変化は観られません。しかし、「オールセラミックス」とは完全に歯牙に装着され、レジン接着材、レジンセメント、あるいは、リン酸塩セメントが介在するために色調が変化するのが通常です。そこで、水を介在させて支台上に装着したものが下図です。
ナノジルコニア_0.3mm水

◎同様に『色調的変化』は観られませんでした。したがって『ナノジルコニア・フレーム』は如何なる支台状態にも色調が左右されない、ということが解ります。そうかというと非常に「オペーカス(有光遮蔽性)」か!?というと、そうでなく下図に観られる様に半光透過性を有する材料であることが大きなメリットなのです。

光透過性


 ◎つづく







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Last updated  Jul 7, 2006 02:57:13 PM
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