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カテゴリ:歯医者さんや歯について~
こんにちは、大畠です。大変、お久しぶりです。
忙しさにかまけて、なかなか更新ができず、誠に申し訳ございません! 今回、やっとの思いで Dental Technology Selection:書籍 『プロフェッショナル?セラミックスワーク 』が発刊できました(医歯薬出版株式会社より発売!)。下にその概略を掲載しましたので、ご覧下さい。 参照:Ishiyaku Dent Web 概略: 本書は西暦2007年より月刊『歯科技工』誌上にて隔月掲載を行なっている欧米論文のベストコレクションにおいて、将来的に臨床上の重要性を期すると考える論文の選出を試みた。そこで3稿の新規翻訳論文を加え、月刊掲載時の内容、およびレイアウトを抜本的に再編集し、「ビルドアップ」「インプラント」「CAD/CAM」など、各論文を内容的に分類整理した新構成を行なった。 近年、セラミックス自身の材料的種類、成形法はより一層、多様化し、インプラント、歯周軟硬組織を考慮した材料、構造の選択的形成も複雑化の一歩を辿っている。巻頭新規翻訳論文の一つであるDr.S.Rafiy論文では現代の診療上、最重要課題と言われる、可能な限り歯牙本体の削除量を減少させる修復法を提唱する。また「赤と白の審美:歯周軟硬組織と歯牙の織り成す審美性」に焦点を当て、臨床例に応じては外科的処置を考慮した補綴予備治療の必要性を説いている。 加えて、CAD/CAMシステムに見られるデジタル情報化の奔流は、その加速度をより増し、口腔内スキャニング、レーザー焼結システムや3D-CADに代表されるように、従来の計測法との相違点、材料の選択、精密性の向上から経済的効率性に至るまで、その様相を若干、変化させている。とくに新規翻訳論文、ZTM.J.Langner氏(ドイツ国内で最高峰のデンタルテクニシャンと呼称される)が推奨する上部構造では、ジルコニアフレーム上に機能的、かつ審美的歯冠形態をプレス成形する新しいプレスセラミックスの優位性を紹介する。またPD.Dr. S.Holst論文では、新しいデンタルスキャニングシステムへの適応として、コノスコーピックホログラフィ技術による光照射(レーザー)による対象物の測量法を提唱する。 「欧米の歯科界で話題となったものが2年後、日本に渡って来る!」という歯科界のジンクスが存在する。したがって欧米における歯科臨床上の補綴学から材料器械工学についての論文分析を通して、日本の歯科界の将来性、および可能性を模索し、考察することは、すなわち日本の明日の臨床に積極的に関与し、貢献することに繋がるのである。 歯科技工士マイスター 大畠一成 Ztm. Kazunari Ohata お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 21, 2010 06:05:12 PM
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