*東京都福祉保険局「応用講習会」/2007,02,04(日)開催予定
◎2007,02,04(日)、文京シビックホール(B1階レクレーションホール)開催予定。東京都福祉保険局「応用講習会」にて下記のテーマ、抄録について講演を行います。======================================================================*東京都福祉保険局「応用講習会」/2007,02,04(日)文京シビックホール(B1階レクレーションホール)開催予定テーマ: 『ドイツにおける包括的歯科事情の現状』サブテーマ: 「歯科技工所の在り方とその臨床上の優位性」抄録: 2005年、ドイツ医療保険制度改訂後における歯科市場の現況はEU統合に伴う制度的改革とその医療経済自体の縮小とともに包括した新しい医療制度を模索する時代に陥っている。そして、最終的には補綴物に関する健康保険支給はなくなるであろうと囁かれている中、我が国でも厚生労働省からの「歯科技工所の構造設備基準及び歯科技工所における歯科補綴物等の作成等及び品質管理指針について」の通告により「歯科技工録」,「手順書」の作成が義務付けられるようになります。しかし、そこで良く耳にするのは「時間と手間が掛かり過ぎる。」と言う問題です。 ドイツでは、1998年、第3次医療保険制度改訂とともに、早々と『チェック・リスト』(「歯科技工録」,「手順書」)の作成が義務づけられました。『チェック・リスト』は歯科医院、歯科技工所、および患者へ配布され保管されます。これにより歯科技工所における補綴物の品質管理、補償、および海外委託防止を指標とした制度的取り組みが成されて来たわけです。また、これに違反するものに対しては350万円という大きな罰金制度も設けられました。当時、ドイツ国内においてもこの制度的義務化に対して、既述の理由で批判論が飛び交った事実があります。ただし、実践的な書き込み時間と手間はそれほど気にならなかったことが記憶を過ります。 本研修ではそのドイツにおける『歯科技工所における構造設備基準、およびチェック・リスト』の実際を紐解きます。そして、これらの制度による臨床上の大きな優位性について、実際に臨床ケースを提示しながら検証して行きましょう。 大畠======================================================================講師:プロフィールZTM.KAZUNARI OHATA/ドイツ歯科技工士マイスター大畠一成1960年3月25日 福岡県生れ1980年3月 岐阜県立衛生専門学校歯科技工学科卒業1980~1981年 同校歯科技工学科研究生1981~1983年 安田病院歯科技工室室長1982~1984年 東海歯科医療専門学校歯科技工学科専修科1984~1985年 同校非常勤講師1983~1985年 サンデンタルラボラトリー勤務1985年3月 渡独1985~1999年 Dental Studio GmbH Rolf Herrmamチーフ・マイスター兼副所長(ドイツ)1986年~現在 Wieland社 公認インストラクター (ヨーロッパ)1987年~現在 Shoufu GmbH社 公認インストラクター (ヨーロッパ)1987年 Bredent社 顧問 (ドイツ)1988年 GFA マイスタースクール デュッセルドルフ入学 (ドイツ)1989年 Dental Technologie インストラクター(ドイツ)1989年 Berliner Zahntechniker Tag(Quintessenz社)インストラクター(ドイツ)1989年 St.Moritz Zahntechniker Kongress (スイス)インストラクター 日本人として初のマイスター称号取得1992年 フランス国際歯科審美学会インストラクター(ドクターコース)1993年 イタリア国際歯科審美学会インストラクター(ドクターコース) das dental labor Italia 編集委員 AGC Auro Galvano Gruppe(Wieland社主催)インストラクター1997~2001年 早稲田セラミックトレーニングセンター 特別講師1999年8月 帰国1999年 国際デンタルアカデミー ラボテックスクール 非常勤講師1999年8月 Esthetic laboratory 雅 co.,ltd.取締役1999年2月 (有)クエスト内にてDental labor GROSSを開設2000年8月~ 渋谷にて”Dental labor GROSS”を独立開設(代表取締役)2001年4月~ マスターセラミストスクール 特別講師 社団法人日本歯科技工士会生涯研修講師2001年5年 3i公認インストラクター (アメリカ)2002年4月 社団法人日本歯科技工士会/広報部、国際部兼任担当理事2002年4月 社団法人日本歯科技工学会/広報、渉外兼任担当理事2004年4月 日本歯科審美学会会員2005年4月 日本歯科審美学会評議委員2006年4月 福島県立衛生学院非常勤講師2006年4月 国立広島大学歯学部非常勤講師◎ テレスコープテクニックを日本に伝承したグリュンドラー氏に師事し、ドイツデュッセルドルフ大学助教授、ディートリヒス助教授と共同し、ガルバーノゴールドエレクトロフオーミングシステムの研究を続ける。セラモメタル、オールセラミックに至る審美補綴からテレスコープ、および、コーヌスデンチヤー,フルデンチヤー、各種インプラントまでグローバル,且つ、オールマイティな技工、そして高度な完成修復物に対する高い感性を養うことを目標としている。◎ 1999年までヨーロッパを中心に多くの講演、講習、執筆活動を展開するが、1999年8月よりヨーロッパから母国日本へ活動の中心を移し、日本とヨーロッパを壮観した歯科医療への貢献を目標に、2000年8月、渋谷に”Dental Labor GROSS”を独立開設し、ドイツの技術とその斬新な発想を融合した新しい日本独自の歯科技工学の確立、そして、その更なるグレードアップを目標に日々努力を続けている。