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2013.04.17
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カテゴリ:ホクホク~


 私が『ミトン』に出逢ったのは、一昨年の暮れのことだったと思う。
[赤い犬]  私は『ミトン』のことを そう記憶していた。

 本当は上映開始と同時に行きたかったのだが、観に行く余裕すら失っていた。もちろん、仕事上の理由が大きかったのかもしれない。

 そして、東京での上映最終日前日。
どうしても落ち着かない私は、雨降る渋谷に独り『ミトン』に逢いにでかけた。

 映画館は流行(はやり)のミニシアター。受付の女性はちょっと元気がない。人々の心はもうすでに、上映が始まった『チェブラーシカ』に移っていた。『ミトン』は、もう過去の作品という空気さえ流れていた。パンフレットも売り切れ、『ミトン』を感じることの出来ない空間に私は苛立ちを感じていた。

 『ミトン』上映開始とともに、そんな小さなことは一気にふっとんだ。
 優しい映像美に幾度となく心を奪われ引き込まれる。衝撃的だった。短い10分という時間なのに、こんなにも引き寄せられてしまう。時間とかそんなものは所詮 人の心を動かすのに関係がないものだと。 

 本質は作品に込められた気持ちだろう。
 こんな優しい気持ちになれたのは久しぶりだ。  癒し系? いや、私にはそんな言葉で『ミトン』を一くくりに出来ない。 『ミトン』は『ミトン』、ただそれだけだ。

 心に残る作品は、いろんな人に知ってもらいたい。独り占めなんて出来ない。『アメリ』を観てから私は 独り占めを嫌うようになった。 (『アメリ』の話は、また次回にしよう。)
良いものは良いと人に勧めるべきだと思う。
 
 あなたの心に『ミトン』が残って下されば、幸いに存じます。

メール記事転送 2004/9/1

『ミトン』 ロマン・カチャーノフ監督作品/パペットアニメーション
製作年:1967年
製作国:ソ連/時間:10分






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Last updated  2013.04.18 16:10:28
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